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ハワイ不動産ニュース:タートルベイリゾート、拡大計画に投資

ブラックストーン社が所有しているタートル・ベイは、数億ドルをかけた約750室の増室と650名から1100名への人員増強の長期計画の準備を整えている。また、2012年に創設されたタートル・ベイ財団を通じ、地域社会への投資を拡大する計画である。 同リゾートは、1986年に5つの新しいホテルを含む3500室増室の建設認可を受けたが、地域社会の反対により計画を中止した。 その後、2015年の新合意により、州土地・自然資源局はタートル・ベイ・リゾートの持つ開発権の一部を4500万ドルで買い取り、カウェラ湾からカフク・ポイントまでの約665エーカーの未開発地を保全した。しかし、その合意には、タートル・ベイに、リゾート両側の海に面する約150エーカーの敷地に、625の客室と100戸の住宅を持つ2つのホテルの開発を認可する条件が含まれている。今年ザ・リッツ・カールトン・カパルアとグランド・ワイレアを買収したブラックストーン社が最近、タートル・ベイ・リゾートを約3億3000万ドルで買収した。フェーズ1では、デザインが年末までに完成し、建設は5200万ドルの予算で来年5月に開始される。外装の改装、周囲の敷地とゴルフコースの整備が行われる300〜400人の建設労働者の雇用が創出される見込み。 フェーズ2と3では、複数のコンドミニアム・ホテル、個人用住宅、小型のホテル・タワー、25基の大型キャンプ場の建設が予定されている。

 

サービス業界40年のキャリアを持つギブソン総支配人は、タートル・ベイはノース・ショア地域で650人の従業員を雇用するこの地域最大の雇用先であると述べた。 また、ホテルの投資重点施策の一つは、タートル・ベイ財団を通じた地域社会への協力であり、同基金創設以来、地域社会へ約512,000ドルの寄付し、今年はすでに約9万ドルの寄付を集めている、とギブソン氏は語った。この基金をさらに拡大させ、ノース・ショア住民への大学奨学金提供や約73の地元団体への寄付を強化するとのこと。住民の一人は、「タートル・ベイと政府の保全努力は十分ではない。この計画は交通や環境に悪影響を及ぼすと思う。私は、タートル・ベイの自然環境地区を州の土地として収用して欲しかった。より多くの雇用が必要ならば、より高い賃金の技術職に投資して欲しかった」と述べた。一方、「フレンド・オブ・サンセット・ビーチ」の副会長のケネディさんは、タートル・ベイ基金が、サンセット・ビーチ小学校の美術教育プログラムを支援してくれていることに感謝していると語ったハウウラの住民の一人は、タートル・ベイの奨学金でハワイ大学マノア校で地球環境科学を専攻しており、タートル・ベイが地域社会と協力してくれていることに感謝している。

 

(日刊サン 2018.11.07)