Photo:小川ヒデ子道場長(右から3人目)、優勝者キンジー・エドガーさん(中央男性)
日本スポーツ吹矢協会ハワイ支部(代表齋藤譲一)の第6番目の道場の「アルカディア道場(プナホウ)」は、設立4周年を迎えた。会員は現在10名で、アルカディア・リタイアメント・ホームの住人に限られ、道場長は初段の小川ヒデ子さん(86歳)。
毎週金曜日、午後2時45分から1時間、リタイアメント・ホーム・ウェルネス・ルームで練習を楽しんでいる。なかには、身体の不自由な方々も。お見舞いに来る家族の飛び入り参加も交えて、親子三代が一緒に「スポーツ吹矢」を楽しんでいる様子も珍しくない。
バレンタイン・デーが設立記念日の「アルカディア道場」は、今年も2月15日、4周年記念トーナメントで盛り上がった。通常の吹矢の的に代えて「ハート」の的を標的に5本の矢を放って総合得点を競い合った。
今年はシャンボウ・シャレーンさん(72歳)とキンジー・エドガーさん(80歳)が同点決勝となり、キンジーさんが大接戦を制し優勝した。 日本スポーツ吹矢協会東京本部によると、近年ケアホームや障害者施設で「スポーツ吹矢」を健康管理のために取り入れるところが増え続けているとのこと。ハワイ「アルカディア道場」はまさにモデルケースの一つである。
日本スポーツ吹矢協会が開催する全国障害者スポーツ吹矢大会も11回目を数え、200名に近い参加者が楽しんでおり、年を追うごとに参加者が増えている。
(日刊サン 2019.02.23)