「スターウッド」は、「シェラトン」、「ウエスティン」、「Wホテル」を含めた54系列ホテルで食事や買い物をした顧客のデビットカードやクレジットカードの情報がハッキングされたと発表した。
コネチカット州に本拠地を置く「スタンフォード社」は、不正プログラムは、ホテルのレストラン、ギフトショップ、その他の小売店の決済システムなどで発見されており、顧客が宿泊代を支払うフロントデスクのシステムでは発見されていないと話している。
個人情報漏洩の被害にあったハワイ州内のリゾートホテルは、以下の通りである。
■モアナサーフライダー・ホノルル(2015年2月2日〜2015年4月4日)
■シェラトン・マウイ・カアナパリ(2014年11月7日〜2015年4月16日)
■シェラトン・ワイキキ (2014年11月7日〜2015年4月8日)
■ウエスティン・カアナパリ・ラハイナ(2015年3月2日〜26日)
■ウエスティン・マウイ・ラハイナ(2015年3月2日〜4月8日)
■ウエスティン・プリンシヴィル(2015年3月2日〜26日)
不正ブログラムは、すでに除去されているが、早くて2014年11月の時点で決済システムに感染していたことになる。
「スターウッドホテル&リゾート・ワールドワイルド社」は、不正プログラムは、カード名義者の氏名、カード番号、セキュリティーコード、有効期限を盗むタイプのものであったと説明している。
「スターウッド系列のホテル敷地内で、飲食物、もしくは土産品を購入した際に、クレジットまたはデビットカードを使用された方は、情報漏洩の被害にあったホテルのリストをチェックし、被害にあった日付を確認されることを強くお勧めします」とハワイ州商業消費者局のディレクター、キャサリン・アヴァクニ・コロン氏。「スターウッドによると、情報が漏洩したことにより、クレジットカードまたはデビットカードが不正利用されている可能性があります。月々の利用代金明細書と年間クレジットレポートをチェックする習慣をつけてください」と述べた。
商務・消費者省は、セキュリティ違反から個人情報を保護する方法をウエブサイトhttp://cca.hawaii.gov/identty -theft-information/ に掲載している。
このウエブサイトには、個人情報盗難被害者を救済するための被害回復プロセスのリンクも掲載されている。