競売にかけられているハワイの5店舗パールリッジ・センター、ウィンドワード・モール、ヒロのプリンス・クヒオ・プラザ、カフルイのカアフマヌ・センター、アラ・モアナ・センターの家電店を「閉鎖する予定はない」と発表した。 この5店舗は同社の最も収益性の高い505店舗の中に入り、破産手続きの一環として売却されるか競売にかけられる予定である。 イリノイ州に本拠を置く同チェーンは、家電市場でウォルマート、ホーム・デポ、ベスト・バイ等の大型小売チェーンとの競合の影響を受け、店舗数を大幅に削減してきたが、10月15日連邦破産法第11章を申請した。 地元の小売業アナリストは、シアーズは、市場の変化、すなわち電子商取引の爆発的な拡大、に対し他の大型小売店の様な迅速な適応をしてこなかった、と述べた。
シアーズとKマートを所有する同社は今年初め、以前に発表した46の不採算店の閉鎖に加え、年末までに142の店舗を閉鎖すると発表した。リフエのKマートが8月に閉鎖され、カイルア・コナの店舗も閉鎖された。 オアフ島最後のKマート(カポレイの135,000スクエアフィートの店舗)は2017年10月に閉鎖されている。 シアーズは、505店舗について、全505店の一括買収申込か、一部店舗買収申込を受け入れる予定であるが、清算を前提にした買収申込も検討する。 初回入札申し込みの期限は12月15日で、他の提案は12月28日まで。競売は1月14日に予定されている。
(日刊サン 2018.12.08)