「アメリカ全便でサムソンのギャラクシーノート7のスマートフォン持ち込み禁止」ーー。 ホノルル国際空港を利用する旅行者はこの新しい規則のもとで保安検査を進むことになる。 ハワイアンエアラインの広報担当アン・ボッティセリ氏は、「旅行者の携帯でも、持ち込み荷物でも、預け入れ荷物でも、貨物としても、この機器を飛行機に乗せることはできない」と明確に述べる。同スマートフォンは、異常加熱を起こし安全保障上危険でリスクが高いとされている。
運輸保安庁の職員が携帯電話を没収し、所有者に罰金を課す場合もあり、預け入れ荷物に忍び込ませていた場合は、刑事罰が問われる可能性もある。 同氏は、「いかなる人も空港にこの機器を持って来ないことが大切です」と警告する。 アメリカ運輸省がスマートフォンの緊急禁止令を発令した翌日の15日土曜日から、新規則が施行された。 カリヒ在住の夫婦が最初に、欠陥を持つ携帯の自然発火を発見した。彼らの自宅の監視システムが一部始終を録画していた。 連邦が禁止令を出したのは、サムソンが正式にノート7の製造を中止し、国際的にリコールを発表した数日後であり、旅行者から心配の声も上がっていた。
ネルソン・チェンさんは、「サムソンに返品され、修理など何らかの問題解決に政府が介入し、安全も確保してくれれば安心です」と話す。また、ジャスティン・イェンツさんは「皆がiPhoneに替えてくれればもっと気楽で安心できます」と言う。
一方、モアナルアのAT&T店舗では、返品対応に店員は大忙しだ。 AT&T従業員のロベルト・バティスタさんは、「皆さん返品を希望し、引き続き扱いたいという人は誰もいませんでした」と話す。 長年にわたりサムソン愛用者だったレイン・ナガミネさんは、「数か月後に旅行する時にはスマートフォンを替えようと思っています。携帯電話が理由で旅行できないなんて嫌ですから」と、買い替えを考慮に入れ始めている。 ギャラクシーノート7の返金や交換の情報は以下から確認できる。http://www.samsung.com/us/note7recall/