ハワイの高級不動産業者サチ・ハワイ・パシフィック・センチュリー・プロパティーズ社が、東京の上場企業で不動産仲介業のオープンハウス・グループ社の子会社となった。東京に31の不動産事務所を構え2017年の収益額は30億ドルを超えたオープンハウス・グループは、サチ・ハワイとクライアントを通し販売ネットワークの拡大を図る。
サチ・ハワイの主任ブローカーで代表のサチ・ブレーデン氏は、ハワイ・ビジネス誌の2018年の不動産仲介業者ランキングで2位となっている。2017年に同氏は49件を取引し、同氏の年間取引額としては最高記録の合計9654万8888ドルを達成。1件あたりの平均取引額は197万385ドルだった。 今年創業15年目を迎えたサチ・ハワイは2017年の不動産事務所売上金額ランキングでも20位に。この結果は流行の高級物件を扱う不動産事務所にとって、価値と有効性を証明する大きな実績となった。 子会社後もサチ・ハワイの事業内容に変化はないが、取引ターゲットにオープンハウス・グループの豊富な潜在的購入層が追加される。両社は協力して共に拡大を進め、ハワイを率いる高級不動産事務所とホノルルでトップの日本不動産企業を目指す。 サチ・ブレーデン氏が2017年に販売した高額物件は、3606ダイアモンドヘッド・ロードの1150万ドルや、おなじくダイアモンドヘッドの4341パニニ・ループの空き地825万ドル、4346プウ・パニニ・アヴェニューの638万8000ドル等。
(日刊サン 2018.08.28)