今年に入ってからオアフ島ではすでに3件の死亡事故が起こっていることから、歩行者の安全指導のため、1月9日金曜日、混雑しているケエアウモク・ストリートの交差点にホノルル警察署の警察官が立った。警察官らはウォルマート付近のケエアウモクとマカロアの交差点と、ケエアウモクとカヌヌの交差点で、住民と観光客両方に歩行者安全のパンフレットを配布した。
「市民の教育のためと歩行者の死亡事故や事故を減らすため、私たちはここに来ています」と交通課のマージ・カルヴィン・トング課長は述べていた。
歩行者とドライバーの両方が、自分の役割を果たし、注意を心がける必要があると記者会見でトング課長は語っている。
歩行者は注意が必要である。なぜならば、横断歩道内では完全に保護されているわけではないからであるとトング課長。「一番の問題は、みんなが急いでいることです」
急いでいるところでは、歩行者は信号を無視して道路を横断し、ドライバーは信号を無視する。「こうした悪い判断が死亡事故に結びつきます」
金曜日、2つの交差点で、赤信号が点滅しているのに道路を横断しようとしている歩行者を警察は頻繁に呼び止めた。赤信号だけでなく、赤信号が点滅しているときも道路を横断することは違法であると、警察官は市民に伝えた。
歩行者が道路を渡れるのは、信号に歩いている人のマークが現れたときだけである。「私たちはこれ以上市民の命を失いたくないし、誰にもけがをしてほしくないのです」
金曜日に警察は何人かの歩行者に130ドルの罰金を課した。その中の1人、18歳の女性は、通勤途中で急いでおり、歩行者用の信号を無視して道路を横断した。
今年死亡した歩行者の3人中2人が、横断歩道を渡っているときに車にはねられた。
1月2日、45歳の女性が、ノース・ミニッツ・ハイウェイとカリヒ・ストリートの交差点で車にはねられ死亡した。女性は信号を無視して横断歩道ではないところを歩いていたと警察は伝えている。
その翌日、91歳のノブオ・ヨシオカさんが、マキキ付近で車にはねられた。ヨシオカさんは渋滞でクイーンズメディカルセンターに運ばれ、水曜日に息を引き取った。ヨシオカさんが横断歩道内にいた理由についてはわかっていないと警察は伝えている。
6日火曜日、マカキロでローラースケートをしていた女性が、動いてるセダンにぶつかり死亡した。警察はこの事故も歩行者の死亡事故に分類している。