ケアモク通りにあるウォールマートが、警備を強化し、向かいの通りにあるストリップバーやホステスバーが閉店した後の深夜にも、マカロア通りの歩道に警備員を配置している。
警備員の有無が、この地域の犯罪やホームレスの増減に繋がっているのかはまだ明らかになっていない。
ウォールマートのスポークスマンは、「我が社は常に、警備システムの評価を行っているが、具体的な警備対策については議論をしていない」と述べた。
アラモアナ・カカアコ地域議会の議長であるラリー・ハースト氏は、自身もウォールマートから数ブロックのエルム通りに住んでおり、2013年に、このケアモク通りでおきた殺傷事件やギャングの抗争、性犯罪が取り沙汰された頃に比べて、暴力犯罪は減ってきていると述べている。
ハースト氏は、近所を週2回パトロールに回っているが、やはりいまだに酔っ払い、公共物破損、ドラッグ、若者の徘徊などが、ウォールマートの近くの公園や駐車場で起きていると言う。
「大抵シェリダンとケアモクの間でおきており、マカロアのブロックは、少し危険です」と語った。
また、最近は、ホームレスの増加が目立つという。
「マカロアとシェリダンの間に、ホームレスがキャンプできるような場所がある」とハースト氏は語った。
「ホームレスのせいだと思います」とは、ポニー・タクシー会社に勤めるケビン・リー氏。店の階段で寝ていたり、道路にゴミを投げたりしていると言う。
マカロア通りのバーに出入りする客や従業員は、通りは基本的に安全だが、それでもひったくり事件があると話した。
「女性にとっては、警備員がいた方がいい」と、マカロア・ストリートのバーの従業員ピーター・キム氏は言った。
警備員が、店の裏出口に、夜の10時から翌朝6時の間配備されるようになって約1ヶ月になる。もし犯罪を目撃したら、警察に電話することになっている。
警察は24日金曜の午後4:45頃、ケアモク通りのエリアで、武器を振り回した20代の男女による強盗事件があったと報告した。
また、ホノルル州警察のウエブサイトによると、7月11日以降、14件の窃盗事件と1件の自動車盗難がウォールマートの近くであったという。
このウエブサイトでは、3月3日の警察官に対する傷害事件で27歳のホームレスが逮捕された事件、2014年7月にウォールマートで万引きをし、呼び止められた54歳の女性が警察官に暴行を働き逮捕された事件を含めて、ケアモクウォールマートの近くで過去に起きた事件は3件あったと報告している。
7月1日には、64歳の男性が、別の男性を殴り、ケアモク通りの駐車場から
逃げる際、警備員を車ではねようとして逮捕された。
ホノルル・アドバタイザーは24日金曜の午後に、この地域に関する犯罪の質問事項をホノルル警察にEメールで送ったが、まだ回答はない。