グリーンピースは10月20〜21日、アカホオラウェで海岸清掃を行い2.5トンの海洋ごみを回収した。 「カホオラウェのような無人島の海岸のプラスチック汚染は深刻である。ここはネイティブ・ハワイアンのための神聖な場所であるが、使い捨てプラスチックごみが多い。このごみの清掃をハワイの人々にさせてはならない」とグリーンピースの海洋キャンペーン担当のメルゲス氏は述べた。 花王、コカ・コーラ、ネスレ、ユニリーバ、ペプシコ、P&G,コルゲート・パーモリーブ、ジョンソン・エンド・ジョンソンのブランドの付いた製品、製品容器等が多く回収された。 発見されたプラスチックの大半は、簡単に清掃できない小さなマイクロ・プラスチックで、また、大量の漁具も見つかった。
カホオラウェでは商業活動が禁止されているが、商業用のプラスチック包装材が海岸に流れ着いている。「我々の神聖なカホオラウェ島は何年もの間、色々な形で被害に遭ってきた。軍の爆撃が終わったと思ったら、島の海岸はプラスチック汚染に爆撃されている。海洋生物も影響を受けている。我々の家である地球の神聖な場所と海洋生物を保護しなければならない」とカホオラウェ・オハナのロパカ・アイウォヒ氏は述べた。グリーンピースは、世界の大企業がプラスチック製品の使用を減らすか代替製品を開発し、プラスチック汚染の責任を担うように求めている。
(日刊サン 2018.11.03)