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クアロア・ランチ、入場客倍増を目指す

Bynikkansan

8月 24, 2018

州の環境品質管理事務局が公表した環境評価書によってウィンドワード・オアフの人気観光スポット、クアロア・ランチが1日当たり最大2000人の訪問者数を目指していることが明らかになった。クアロア・ランチは4000エーカーの家族経営の牧場で、4輪バギー乗車体験やジュラシック・パークのロケ地として有名。現在は1985年に発行された特別使用許可によって、営業時間は月〜金曜日の午前10時から午後3時まで、利用客の受入れも1日100人までと制限されている。牧場は予算約440万ドルで建物や駐車場を増設する拡大計画を進めており、これらの制限の撤廃を求めている。クアロア・ランチは市の計画委員会に特別使用許可の変更を要請しなければならないが、制限の撤廃には公聴会の開催も必要となる。牧場は来月にも特別許可内容変更の申請書を提出する予定。 牧場のコンサルタントを務めるプランニング事務所G70によると、クアロア・ランチはこの15〜20年間、午前7時30分から午後8時まで営業しており、1日あたり1000~1500人の観光客を受け入れているという。特別許可の制限は交通量増加や周囲住民への影響を配慮し設けられた。G70は牧場が事業を拡大させても交通状況の影響は大きくないが、周囲の住民から同意を得られないだろうと話す。G70と市の計画許可局に書面を送った住民は、クアロア・ランチがコミュニティの一員として価値の高いサービスや娯楽、雇用を提供していることは尊重するが、入場者数や営業時間の制限を撤廃するのは正しくないと訴えている。 対してG70 はツアー事業の拡大が、牧場の農業運営と景観保護に貢献すると話す。牧場では1400エーカーの土地で500頭の牛を飼育し養豚、牡蠣等の養殖を行い、タロイモ、パンノキ等の穀物や果物、コーヒー等も栽培している。最新のレポートによれば、牧場の収益の90%をツアー事業が占めた。

 

(日刊サン 2018.08.24)