米国地質調査局(USGS)の最新の報告書によると、キラウエアは米国で最もリスクの高い山に分類された。キラウエアが1位、ワシントン州のセント・ヘレナとマウント・レーニア、アラスカ州のリダウト、カリフォルニア州シャスタの各山が続いた。USGSの火山学者エーワート氏は「キラウエアは最も活発な火山で、溶岩流を噴出し爆発的な噴火を引き起こす可能性があり、そばに人口密集地がある。2018年の噴火は、キラウエアが非常に危険性の高い火山であることを証明した」と述べた。161の米国の火山(世界の活火山の約10%)が、火山の種類、爆発の程度、爆発の頻度等の24の要素によって分類された。さらに火山の脅威度は、非常に低い、低い、中程度、高い、非常に高いの5つのレベルに分類された。
同評価によると、それぞれの脅威度の火山の数は、18(非常に高い)、39(高い)、49(中位)、34(低い)、21(非常に低い)である。 キラウエアが第1位、マウナ・ロアは驚異の高い火山で第16位である。ハワイ島のフアラライは、脅威度の高い火山で第24位、ハレアカラとマウナ・ケアは、中程度の驚異の火山で第86位と第106位である。同ランキングは、どの火山が次に噴火するかを示すものではなく、将来の噴火の程度を示唆し、リスク軽減活動の指針として使われる。 キラウエアはが5月初めに噴火が始まり、8月初めに活動が収まった。噴火はなく、地震、地盤変動、ガス噴出の頻度は低下している。
(日刊サン 2018.11.03)