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キラウェア溶岩 海に向かってゆっくり流れ続ける

Bynikkansan

7月 30, 2016

キラウェア火山頂上のカルデラでは、まるで魔女の大釜のようにゴボゴボ音を鳴らし、プウ・オオからの溶岩が海へとゆっくりと流れ続けている。 いわゆる61Gという流れは、プウ・オォの南東へと伸び、海から半マイルのところまで到達している。しかし、これは周辺のコミュニティを脅かすことはないと、ハワイ火山観測所は発表している。

 

観測所のウエブサイトは土曜日、ハレマウマウ・クレーターの溶岩湖はぐるぐると回り続けており、時々溶岩が飛び散っている、と掲載した。溶岩の表面は22日金曜日にはクレーターの縁から70フィート下にあった。

 

21日木曜日付け週刊『ボルケーノ・ウォッチ』は、5月に開いたププ・オオの東側の噴気孔からキラウェアの南側に流れ出た溶岩は、2013年に始まって以来初めて湾岸平野を横切った、と報告した。

 

「キラウェアの頂上では、ハレマウマウ・クレーターの噴気孔の中にある溶岩湖が、ハワイ火山国立公園のジャガー博物館から見えるほど高く溶岩が飛び散っていた」と報告、「夜には、真っ暗な空と天の川に向かって赤々と燃えさかる壮大な眺めが訪問者を虜にした」と描写した。

 

溶岩の流れが非公式に61Gと名付けられたのは、1983年から始まったキラウェア東リフトゾーン噴火の61エピソードでの7度目の流れ、アルファベットの7番目のGから名付けられた。流れは現在噴気孔から6マイルまで伸びており、ハワイ火山国立公園の東側の境界線沿いの南東に動いている。

 

プウ・オオに近づくと、溶岩は、溶岩洞の仕組みに沿って最近固まった溶岩の表面の下の下り坂を流れている。 火山科学者たちは、訪問者たちが長距離のハイキングをする前に安全情報について閲覧することを望んでいる。溶岩観測の情報は、国立公園またはハワイ郡のウェブサイトで確認ができる。

 

溶岩が海に到達するときには、溶岩デルタを崩壊する蒸気爆発が起こるといった新たな危険なことが起こりうる。 ハワイ島では22日金曜日の午後9時16分、マグニチュード4.3の地震が観測されたが、噴火とは関係なかった。震源地は、ホナロの1.9マイル西南西、ケアラケクアベイから少し北で深さ7マイル。22日にハワイ島とその周辺で起こった4度目の小さな地震だった。