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キャンプを一時禁止して マクアビーチ大掃除

Bynikkansan

10月 22, 2016

ビーチのごみ問題の深刻化は頭痛のタネだ。これに対し州はマクアビーチの大掃除を決行した。 現在、清掃開始に伴い、一時的にキャンプが禁止されている。州はビーチのキャンプに、明確化した規則を増やす予定であることを伝えている。

 

キャンプの使用許可が下りれば、ビーチには最大10人まで利用可能なキャンプスペースが、12か所設けられる。また、キャンプ利用者はオンラインで使用許可を取ることになる。 ジョン・クルズさんのようにマクアビーチを長い間利用してきた人たちは、このシステムに苛立ちを感じている。

 

「子供たちを好きなように遊ばせるのがキャンプの醍醐味。許可を取るなんて厄介なことをなぜしなきゃいけないのでしょうか。間違っていると思う」 臨時のキャンプの利用禁止がいつまで続くのかは不明だ。現在、このエリアは午後7時に閉鎖し午前6時に開門している。 州の公園管理者のカート・コットレル氏によれば、一時閉鎖はエリアの徹底清掃のためであり、「日中は利用可能なまま。無責任に利用される夜間の利用を抑制しようとしているだけ」と説明する。さらに同氏は、ビーチで無秩序なイベントの催行を企画・促進するソーシャルメディアも非難している。ビーチにゴミの山や排泄物(マクアにはトイレが設置されていない)まで残していく無責任なビーチ利用者を呼び込むことにつながるからだ。

 

プロテクターズオブパラダイスのマイカ・ドーン氏は、“レイヴと毛皮パーティ”が毎週末このエリアで開かれており「パーティの後は周囲が破壊されているかのような大騒ぎのイベントだ」と話す。 ドーン氏とボランティア達は毎週ワイアナエコーストからマクアまで山のようなゴミを拾いながら歩いている。17日月曜日の朝、ドーン氏は「これではまるで埋立地のゴミ処理場」と嘆く。

 

州はマクアでのキャンプは常に違法としているのだが、週末に関しては目をつぶるのが地域との長年の暗黙の了解だった。だが、「自制してくれるだろうと黙認していたのが誤りだった」とコットレル氏は述べる。その結果、州が介入し、自然で清潔な状態に戻すために使用禁止とする措置となった。 コットレル氏は、「私達が行おうとしているのは元の状態に戻すこと」と話し、ドーン氏は、「私達が大切にしているものを次世代に残すため、今、私達は少し犠牲を払わなければならないのです」と付け加えた。