キャッスル・ホスピタリティ・グループの一部門であるキャッスル・バケーション・レンタルズ・ハワイは9月10日、バケーション・レンタル業務拡大のため、ウエスト・マウイのバケーション・レンタル管理会社であるチェイスン・レインボーズ社、商業用ランドリーおよびバケーション・レンタル清掃会社のトリニティ・メイド社2社の買収を完了した。購入価格は明らかにされていない。
買収された2社の従業員43人は、キャッスル社に転籍することになる。 「ウエスト・マウイ最大のバケーション・レンタル会社および商業清掃会社の買収により、キャッスル・バケーション・レンタルズ・ハワイの業績が拡大するものと期待している。
この買収により、ハワイ最大のバケーション・レンタル運営業者として、ハワイのバケーション・レンタル市場における地位をさらに強固なものにするすることができる」と社長兼CEOのアラン・マットソン氏は述べた。
チェイスン・レインボーズ社は、ラハイナからカパルアまでの地域に30を超える施設を所有し、180戸を超えるバケーション・レンタル物件を運営。
また、トリニティ・メイド社は現在、ウエスト・マウイの350戸以上のコンドミニアムに清掃サービスを提供している。この買収により、キャッスル・バケーション・レンタルズ・ハワイ社は、オアフ、ハワイ、カウアイ、マウイ、モロカイの島々で700以上のバケーション・レンタルを運営することになる。
一部のバケーション・レンタル業者は、最近のバケーション・レンタルの取締強化によって、特にオアフ島で損失を被っているが、マットソン氏は、「チェイスン・レインボーズ社のユニットを含め、すべてのユニットが適法で、バケーション・レンタルが認可されている地域に建てられており、取締強化の影響を受けない」と語った。
「違法に運営されているバケーション・レンタルに対する取締強化により、バケーション・レンタル・ユニットの供給が減少しているため、我社の業績は大きく上向いた。これは、供給が減少したにも拘わらず需要が安定しているためである。その結果、ハワイにおけるキャッスル・ホスピタリティ・グループのバケーション・レンタルのマーケットシェアと利用率は向上した」と同氏は付言した。
(日刊サン 2019.10.09)