週末になると特に賑わいを見せるカム・スワップ・ミート。ここで長年、中古品を販売しているジェルリー・パトリックさんは、「大工道具も電動工具も何でも扱ってます。競売で商品を仕入れ、ここで販売しています」と話す。
土地の所有者が22日水曜日に「カム・スワップ・ミートは3月5日に閉鎖する」との文書を敷地内に張り出し、パトリックさんを含む出店業者は唖然と困惑した。 「こんな一方的な通告なんてひどいですよ」と出店業者の一人、キース・サンダースさん。
以前カム・ドライブイン・シアターとして利用されていた、この15エーカーの土地を所有するのはロバートソン・プロパティーズ・グループ。同社は突然の通知についてのコメントは避けたが、スワップ・ミートは今までも臨時的な開催であり、今後は住宅用地、商業用地として開発する予定であるとの声明を出した。 声明文の中には「残念ながらスワップ・ミートへの関心は年々低くなっており、これ以上は維持ができない結論に至りました」と述べられていた。 パ
トリックさんはこの一文に異議を唱える。「むしろ逆だと思います。我々が品出しを始めたそばから、商品をいち早く物色するために、開場前の午前5時に忍び込もうとするお客様までいるんですよ」 香水を販売するサンダースさんは、出店者に配慮して30日以上の猶予をもたせず、あまりに一方的な閉鎖に憤りを隠せない。
「出店している我々は誰もまだ直接知らされていません。『閉鎖する噂を聞いたのですが』と、皮肉たっぷりに問いただす必要がありますね」 パトリックさんは、「オーナーとして、ビジネスには変化が必要な事は理解できます。ですが、壁に貼り付けた紙切れ1枚で、『ところで来週から君はもう来ないでくれ。今までどうも』と済ませてはいけません」と話す。
彼は複数の出店スペースを借りており、敷地内にトラックを、止めるための駐車料金も支払い済みだ。正式な話し合いがない限り、パトリックさんはスワップミートでの商売を続けるつもりだ。