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ハワイ不動産ニュース:カピオラニレジデンスの入居開始

アラモアナ・センターの山側に位置する「カピオラニ・レジデンス」が完成し、最初の購入者グループが12月10日に入居を開始した。

1000室を持つ同タワーは、アフォーダブル住宅が大半を占め、オアフ島で行われている低層商業ビルを高層住居用タワーに転換する大規模再開発の一つである。 12月6日に竣工したカカアコの「アエオ」タワーは466室を持ち平均売出価格が100万ドルであるが、「カピオラニ・レジデンス」の大部分のユニットは59万ドルで販売され、最高価格は98万9500ドルである。 同レジデンスの開発業者サムコー・パシフィック社(韓国企業の関連会社)は、州の開発プログラムが適用され、部屋の総数の60%を低所得の地域住民用に市場価格以下で提供する代わりに、高度制限と容積率制限を超えるタワーの建設が可能になった。また、このプロジェクトの市建設認可取得料と州一般消費税の免除を受けた。本プロジェクトはサムコー社のハワイで最初のプロジェクトである。

 

「ハワイ州とハワイ住宅金融開発機構と協力し、ホノルル都市部の優良地に分譲コンドミニアムを造成することができて光栄である。」と同社のティモシー・イー社長は声明で述べた。 このアフォーダブル住宅の購買資格は、ホノルルの中間年収の80〜120%であることである。2年前の売出時の4人家族の場合だと年収8万400〜12万600ドルであった。 販売された292戸のアフォーダブル住宅の価格は、スタジオ〜3ベッドルームで27万800ドル~58万9,900ドルで、900人が応募し抽選で購入者が決められた。

 

地元のNPO団体で働くリズ・マカッラさんは抽選でアフォーダブル住宅を手に入れた一人である。「ここに住むことが出来て非常にうれしい。私は賃貸住宅を11年間借りて預金してきた。これが私の最初の自己所有住宅である。本当に興奮している」と1月に入居を予定しているマカッラさんは述べた。 同タワーのマネージャーのドナルド・デイビス氏によると、現在毎日11人ほどが入居しており、1月末までには全員の入居が完了する。 同レジデンスから西に2ブロック離れた場所の「セントラル・アラ・モアナ」タワーの販売が最近開始された。総戸数は513で、その60%が州のアフォーダブル住宅プログラムに則った低所得者用である。

(日刊サン 2018.12.24)