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カカアコの公衆トイレで 日本人旅行客が襲われる

Bynikkansan

6月 9, 2018

カカアコのマザー・ウォルドロン近隣公園で28日昼、壁画を見学に訪れていた日本人夫婦が襲われる事件が発生した。在ホノルル日本領事館は、人通りの少ない道を避け公衆トイレは使用しないよう日本人旅行客に警戒を促している。

 

日本領事館によると、日本人夫婦が公園の公衆トイレに入った際に薬物を注入している男性複数人に遭遇、夫婦は顔面を殴打されて歯が折れ、首を絞められたという。

 

ホノルル警察は1日、ウィンドワード在住の20歳の容疑者男性を追跡し第2級と第3級暴行罪容疑で逮捕した。ホノルル警察によると事件に関連した容疑者は1人だけだとし「薬物を使用していた可能性はありますが、それを示す証拠はありません。2人とも顔面を殴打されていました。徹底的に罪を追及するつもりです」と述べた。事件の再発を防ぐため現場周囲のパトロールを増加させるという。

 

カカアコ・ウォーターフロント・パークやその近隣エリアでホームレス一掃作戦を実行して以来、マザー・ウォルドロンではホームレスの姿が多く見られるようになった。28日の事件を受けて、カーク・コールドウェル市長はマザー・ウォルドロンを29日から6日まで閉鎖すると発表。市長は公園の周囲で慢性的に目撃されるようになったホームレスに懸念を残しながらも「事件を聞いたときはホームレスによる傷害事件だと思いました。ホームレスは敵意の的となりやすいですが、決めつけるのは早いと思い直しています」と述べた。

 

非営利団体ビジター・アロハ・ソサエティ・オブ・ハワイ(VASH)代表のジェシカ・リッチ氏によると、日本人夫婦には医療費5万ドルが請求されているという。同氏は夫婦の医療費を賄うための寄付を募っている。 日本領事館によると、夫婦は事件の翌日に19歳の娘と共に日本に帰国した。

 

上記以外にも、インターネットチャリティサイト大手「gofundme」でも寄付を受付けています。詳しい情報は、下記のウェブサイトをご覧ください。

www.gofundme.com/kakaako-brutal-attack

 

(日刊サン 2018.06.09)