カカアコの低所得者用アフォーダブル賃貸アパートの入居申込みが、3月1日から始まった。同アパートは、アラモアナセンターの西側のピイコイ通り450番地に位置し、「ハレ・ケワロ」と呼ばれ11階建てのミッドライズアパートである。ハワイアフォーダブルプロパティーズ社は、このアパートの128戸の申込受付を3月1日から3月8日まで行う。申込者の資格は、ホノルルの年間中間年収の60パーセントまでの世帯で、独身者の場合は4万9020ドルまで、4人家族の場合は6万9960ドルまでである。また、このプロジェクトでは、10数戸のユニットが、中間所得の半分以下の世帯に賃貸される。
「ハレ・ケワロ」は、27戸の1ベッドルーム・ユニット、72戸の2ベッドルーム・ユニット、29戸の3ベッドルーム・ユニットを備えている。中間年収によって変わる月額賃料は、1ベッドルームで656ドルから1,093ドル、2ベッドルームで787ドルから1,575ドル、3ベッドルームで1,819ドルである。アパートへの入居は、4月下旬または5月上旬になる予定。
「ハレ・ケワロ」は、スタンフォードカー・ディベロップメント社が開発した。アレキザンダー&ボールドウィン社が開発した隣接する高級コンドミニアム、「ケワロ・アット・ワイホヌア」の建設には、「ハレ・ケワロ」を建設することが前提条件となっていた。ハワイ州財務部門は、カー社に対し、通常より多くの低家賃の住居の建設とカカアコの高層プロジェクトに適用される州の規定期間よりも長い期間の賃貸を認可している。「ハレ・ケワロ」のアフォーダブル住宅の賃料は50年間据え置きとなっている。
(日刊サン 2019.03.09)