10数年の計画や準備の時を経て、カカアコにハワイ最大規模のホールフーズ店舗がオープンする。オーガニックや自然派食品の大手小売チェーンである同社は19日、ハワイ州内4店舗目のオープンを6月に予定していると発表。この店舗が位置するのはワードビレッジ内1001クイーン・ストリートに建設中のコンドミニアム『アエオ』の1階と2階。総売り場面積7万2000スクエア・フィートの2階建て店舗は、カイルア店のおよそ2倍の広さに相当する。地元産の農作物、魚介類、精肉や人気の自然派ボディケア商品を取り扱い、室内と室外に座席も設ける予定。
自然派ダウン・ツゥー・アースも4月にオープン
同社の広報担当はメールで「オアフ島で3店舗目となる新店舗を開店し、地元地域の皆様が集まる新しい場所を提供することを楽しみにしています」と述べた。詳細な開店日時や雇用予定の従業員数は不明。また今後のハワイ内での店舗展開の予定についても明かされなかった。
ホールフーズは当初2006年にカカアコに出店計画を発表していたが、建設予定地からネイティブ・ハワイアンの遺骨が見つかり計画は遅延。不況や前開発業者の倒産も重なり計画は撤回された。新店舗は以前オフィス・デポとノードストローム・ラックがあった場所で、数ブロック先には地元の自然派食品小売店ダウン・トゥー・アースが出来る。こちらは中層アパートメント『ケアウホウ・レーン』の1階に1万3000スクエア・フィートの売り場面積で4月初旬に開業予定。
ホールフーズは2008年にカハラ・モールに2万8000スクエア・フィートのハワイ1号店を開業。2010年に2万7000スクエア・フィートのカフルイ店、2012年に3万2000スクエア・フィートのカイルア・アウトレット店を展開している。
(日刊サン 2018.03.03)