カウアイ郡計画局は2月4日の週、バケーション・ホームの所有者であるグレッグ・アレンとジョーアン・アレン夫妻が、郡ゾーニング条例に違反し、ワイルアにある同夫妻の所有する4ベッドルームの家の短期レンタルを行ったとし、13万ドルの罰金を支払うよう訴えを起こした。
訴状は、郡当局は、短期レンタル認可地域以外にあるこの物件の短期レンタルを止めるように1年以上説得してきた、と述べている。計画局は2017年6月、同夫妻の賃貸事業は「違法」であり、15日以内に賃貸を停止しなければ罰金を科せられる可能性があると通告した。同局は2か月後に、別の中止命令を出し、夫婦に1万ドルの罰金を科した。アレン夫妻はその罰金に異議を唱えたため、昨年計画局で審問が行われた。文書によると、審問官は当初の1万ドルの罰金を認めた上で、アレン夫妻が「同局の通知と命令を無視して」違法レンタルを続けているとして、郡計画局が12万ドルの追加罰金を課すこと認めた。
グレッグ・アレン氏は、計画局は「やり過ぎ」であると証言し、同氏の弁護士が審問で弁護を許されなかったので、前回の審問は不当であると述べた。また、同氏は短期レンタルを当面止めるつもりはない、と語った。「アメリカでは、人々はまだ土地に対する権利を持っている。地主と政府の権利がバランスよく公正に扱われているかを確かめるために、このようなプロセスを経ることが時には必要なのである」とアレン氏は述べた。
(日刊サン 2019.03.02)