ディラン・マクウイリアムスさんは19日、カウアイの海でサメに襲われた。彼は半年以上前には熊に、3年以上前にはガラガラヘビにも襲われていた。
一体彼の何が鋭い牙を持つ猛獣たちを惹きつけるのだろうか。コロラド州からハワイを訪れている彼は「自分が不運なのか幸運なのか、わかりません」と話す。 マクウイリアムスさんは20歳で、植栽業や牧場職員、サバイバルトレーニングのインストラクターとして働いた経験を持ち、野生環境を旅するのが好きだという。
彼は15日からカウアイ島を2週間旅する予定だったが洪水被害が発生したため、苦しむ住民を助けようと倒木の移動や清掃を手伝っていた。岸付近の海水は濁っていて、サメが捕食活動を行いやすい状況だった。彼は18日、サーフィンをするため海水が透明な地点を探して南に向かい、汚水警報が発令されていないポイプのシップレック・ビーチにたどり着いた。19日朝の同地点では3~5フィートの波があり、周囲にもサーフィンを楽しむ人が複数いた。午前7時30分にボードに乗り始め、岸に戻ろうとした時30ヤード沖で波に打たれてボードから落下。その瞬間に右のふくらはぎに鋭い痛みを感じたという。
ビーチに戻って助けを呼び、救急車が駆け付けた。ふくらはぎは7針を縫う怪我となった。昨年7月にはコロラド州でキャンプ中に熊に襲われ、頭皮を9針縫っている。3年以上前はユタ州で渓谷をハイキング中にガラガラヘビに噛まれたが、毒液の注入が少なく1~2日間寝込む程度で済んだ。「両親は私の命がまだあることに感謝しています」と彼は述べた。
(日刊サン 2018.04.28)