ハワイでもう一つのクラフト・ウィスキー蒸留所が開所する。 カイルアのコオラウ蒸留所は11月12日、アメリカ・タイプのウィスキーの製造販売を12月から開始すると発表した。ウィスキーは、トウモロコシを原料にした5年樽熟成されたブレンディッド・アメリカン・ウィスキーで、最初の製品はオールド・パリ・ロード・ウィスキーと名付けられる。 最初は、年間10,000本以下のボトルを生産する予定で、後に、ウォッカ、ラム、リキュールなどの蒸留酒も製造する計画である。
来月に認可が予定されているホノルル酒類委員会の免許の取得後に販売と生産を開始する。カパア工業団地の同蒸留所のツアーや試飲イベントも予定されている。 ウィスキーの科学と芸術に興味を持つ現役の海兵隊員のディル氏が、海兵隊予備役のブルックス氏と飲料業界のベテラン営業のヘザー・ペンス氏らと協力し、同蒸留所を設立し、オアフ島で唯一の熟成した琥珀色のウィスキーの生産者として名乗りを上げた。 クラフト蒸留所は、ラムとウォッカの生産が多く、ウィスキー製造は少ない。マウイ島のハリイマイレ蒸留所がケンタッキー・ストレート・バーボン・ウィスキーをベースにしたブレンド・ウィスキーを製造している。
(日刊サン 2018.11.24)