オバマ大統領にとって初めてのアルバイトであった、アイスクリームをすくう仕事は、責任や勤勉といった多くのことを教えてくれたと話す。 大統領は、10代の子たちに同じような経験をしてほしいと、青少年たちが自分と同じような、経験が与えられる最初の仕事につき、彼らが正し道へと進めるようにと、サマー・オポチュニティー・プロジェクトを開始している。
民間、政府のあらゆるレベルの機関、コミュニティーグループ、そして学校が、今年の夏、ティーンエイジャーたちが初仕事につけるよう支援することを約束した。
オバマ大統領は25日木曜日、職業ネットワークサイトLinkedlnに、「アイスクリームをすくう作業は見た目より大変なのです。何層にもなった固いアイスクリームをすくうのは、手首を痛める作業です。私は、仕事が自分の未来にとってどんな意味があるのかあまり興味がありませんでした。それよりもバスケットボールに支障がないかのほうが心配でした」と書き込んだ。
また、ホノルルのバスキン・ロビンスでの仕事は、「たしかに面白い仕事ではありませんでしたが、価値あることを教えてくれるレッスンでした。それは、責任。勤勉。仕事、友達、家族そして学校とのバランス」と書いている。
LinkedInは、数百社の中小企業の役員たちと連携し、青少年たちを助けることを公約した。労働省と、全米のコーポレーション、そして、コミュニティーサービスは共同で、3500万ドルを費やすと誓約した。 ロサンゼルス、シアトル、ノースカロライナ州のシャーロットといった市も、数千人のティーンエイジャーたちを援助すると約束している。
オバマ大統領は、百万人以上の青少年たちが初仕事に就く援助ができるようにと、今月国会に送った連邦の予算計画で、前年より倍近くの額の600万ドルを要望した。
また、16歳〜24歳のアメリカ青年たちで、最初の仕事につくことはすでに難しく、学校に行っていない、もしくは雇用されていない者の、7人に1人が更に困難な状況にあるという。この新しい夏季職業斡旋プログラムは、さらにオバマ大統領の有色人種の青少年を援助する「マイ・ブラザーズ・キーパー」プログラムの目標推進を目指している。
アイスクリームすくう仕事は魅力的ではなかったが、オバマ大統領は、コミュニティーに貢献するチャンスをもらえたと話す。
「たくさんの無料サンプルをたべたおかげでアイスクリームの味覚をなくした後でも、あの仕事のことは決して忘れませんし、あの機会を私に与えてくれた人たちも忘れません。今、私がここにいるのは彼らが助けてくれたおかげなわけですから」