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オアフ島初の医療大麻取扱い公認薬局となった「アロハ・グリーン」が9日サウス・キング・ストリートにオープンした。
同施設は最終検査を8日に通過し、販売開始許可を獲得。オアフ島だけで医療大麻を必要としている患者は5000人以上と言われており、待望のオープンに深夜から行列が出来始めていた。州公認の医療大麻取扱い薬局としては、マウイ島に続き州内2店舗目。州に1つしかない認証研究所による販売許可が遅れており、販売されたのは花のつぼみ部分だけで、オイルやローションといった商品は製造されていない。営業開始から数日後には在庫が完売し、週末の開店ができない事態となった。
「製造量に比べ需要が大変に多く、店舗を開店出来なくなりました」と、アロハ・グリーンのディレクター、ヘレン・チョー氏。「開店初日には長い行列ができ、150から160人の患者さんを対応しました」と、同社の営業責任者タイ・チェン氏が述べる。10日にはさらに250人の患者が来訪し、11日までに延べ500人以上が医療大麻を購入した。予約は受け付けておらず、店頭受付のみ。患者1人につき、15日間に4オンスまで購入可能とされているが、1度に最大量まで購入する人はほとんどいない。
アロハ・グリーンは競合薬局が増えて現在の一局集中の状態が緩和されることを望んでいる。マウイ島にあるマウイ・グロウン・セラピーズは、医療大麻を11時間で200人の患者に販売し、ブルードリームとユーフォリアの2種は完売。同薬局はこれまで予約販売のみの対応だったが、14日からは店頭販売も開始した。