25歳サーファーが9日金曜の朝、ノースショアの有名なサーフスポットで、サメに襲われ重体で病院に搬送された。 救急隊員は、ノースショアのサーフスポット、ラニアケアとワイメアベイの間のサーフブレイク、レフトオーバーズで9日午前10時25分に男性がサメに襲われたと連絡を受けた。
ジャスティン・バラチさんは10時20分頃、パドルボーダーとサーファーが、被害者を海からカメハメハハイウェイへと担いでいるのを見つけ、救助のために車を停めたと話した。 被害者を救助した2人は、被害者をサーフボードの上に乗せて運び、サーフリーシュを止血帯として使用した。2人は「おかげで止血することができました」と語っている。
被害者を海から救助したジョン・”JC”カーパーさんは、襲われたサーファーの友人であり、被害者の名前はコリン・クックさんだと話している。 カーパーさんは、クックさんが左足の膝上と、おそらく指を失ったと話した。
「彼の意識は戻ったり失ったりしていたので、彼に『気をしっかりもて!』と声をかけました」とカーパーさんは述べた。「たくさんの人が立ち止まって彼を助けようとしていました」。
カーパーさんは、ビーチにいた人たちが、クックさんの命を救うために海に入り「素晴らしい救助作業」をしてくれたと話している。 救急車が数分で到着し、救急隊員が応急手当てをしたのち、カーパーさんはホノルル市内の病院へと搬送された。 カーパーさんによると、クックさんはロードアイランド出身で、現在はレフトオーバーズの近くに住み、ビーチの常連だった。
目撃者は、周辺エリアで10〜12フィートのサメを見かけたと話しているが、サメの種類については確認できていないと、市の緊急サービス課シェイン・エンライト氏。 ライフガードたちは、ラニアケアからワイメアベイへ2マイルにかけて海から離れるようにと警告していたと、エンライト氏は話している。
消防局のヘリコプターもそのエリア上空を飛んでいた。 ライフガードたちは土曜日の朝に、警告サインを取り外すかどうかについて状況判断を行う。
今回の事故で、サメによる被害は、今年で5件目になると、土地&自然資源局は報告している。今年に入ってハワイ島沖で2件、マウイ島沖で2件、そのうち1件は死亡事故が起きている。4月29日にはキヘイに住むマーガレット「マーゴ」・クルスさん(65歳)がサウス・マウイ沖で泳いでいる最中にサメに襲われ、亡くなった。
オアフ島で最後にサメに襲われる事故が起きたのは、2013年7月29日で、リーワード沿岸のホワイトプレインズビーチから20ヤード沖で、10フィートのタイガーシャークが19歳男性を襲い、左足を噛み付いたのが最後であった。
襲われたのはカネオヘ在住のキオヴァ・ゲートウッドさんで、その後手術し、義足となっている。 レフトオーバーズでサーファーが襲われたのは今回が初めてではない。 2012年4月3日午後12時38分頃、ワイルア在住のジョシュア・ホーレイさん(28歳)が、レフトオーバーズでサーフィン中にサメに襲われている。ホーレイさんはサーフボードを使ってサメと戦い、軽症ですんだ。