1月のオアフ島の路上で生活するホームレスの数は、昨年同月の2,145人から12%増え2,401人になった。一方、「避難所に住むホームレスの数」は、2,350人から1,910人に減少した。これらを合わせた全体のホームレスの数は、4%(184人)減り4,311人となり、2年連続で減少した。
コールドウェル市長は、「全体的に、良いニュースである。無防備なホームレスが避難所に入り、恒久的な住宅で暮らせるように、今までの施策を続けていきたい」と述べた。イゲ知事は声明の中で、「ホームレスに恒久的な住宅を提供する施策に重点を置いてきたが、その結果、オアフ島の4,400人以上のホームレスが昨年恒久的住宅に移った」と語った。
このホームレスの数を調査する米国住宅都市開発局のポイント・イン・タイム・カウントは、正確な数字ではなく、年ごとの増減を見るためのスナップショットである。また、特定の自治体のための調査ではない。オアフ島の地域ごとの数字を含む詳細なデータは4月に発表される予定。全米のデータは、今年後半に発表される予定。
ハワイ州のホームレス人口は、2017年以降9%以上減少し続けているにもかかわらず、一人当たりのホームレス率は全米で最も高い。2018年1月時点のハワイ州全体のホームレス人口は、6,530人で、前年同月の7,220人より減少している。
(日刊サン 2019.03.09)