商業物件不動産大手のコリアーズインターナショナルの報告書によると、来年までに小売店舗用商業スペースの空室率は2倍になると予想されている。
Shirokiya Japan Village Walk、Foodland Farmsやインターナショナルマーケットプレイスが順次オープンし商業施設のスペースがおよそ28万スクエアフィート増えたが、新しい商業施設内の空室やオアフ島内に4店舗あったスポーツオーソリティの閉店により、空室率が上昇している。
第3四半期の島内の商業スペースの空室率は第2四半期の4.2%から5.5%に上昇し、今期終わりにはコリアーズ社は8%以上に跳ね上がると予想している。これは2001年の9.11の直後以来の高い数字だ。
インターナショナルマーケットプレイスの60%以上が未だ建設中か空き状態であることも、ワイキキエリアの空室率を9.6%から16.7%へと大きく悪化させた。また、アラモアナエヴァウイングの空室はおよそ10%。カポレイの新しいショッピングモール、カ・マカナ・アリイのオープンも空室率を押し上げる要因になる可能性がある。
一方で物件を探している将来のテナントにとっては、多くの選択肢があることを意味している。ここ4年間で1スクエアフィートあたりの価格は3.24ドルから3.94ドルと2割以上上昇している。