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ハワイ不動産ニュース:オアフ島の住宅不足が解消へ

現在および将来の住宅開発プロジェクトを勘案すれば、オアフ島の住宅不足は今後5年間で解消されることになるであろう、と市計画・許可証発行局(DPP)は最近の報告書で予測している。2024年に需要と供給が均衡し、その後少なくとも2040年までに供給が需要を上回るとの予想である。

この予測によると、住宅供給は昨年約8,700戸不足であったが、反対に2040年までには5500戸が供給過剰に、また、2050年までには1万2600戸が供給過剰になるものと考えられる。住宅の供給不足により、住宅価格の高騰し手頃な住宅が手に入りにくい状態が続いており、多くの人々はハワイ以外へ移住している。

一方、新築住宅戸数の37パーセントが、ホノルルの中間年収の140パーセントまでの世帯用にアフォーダブル住宅として提供されているが、この低所得世帯用住宅は1,380戸の供給不足が今後10年間は存在するであろう、と同報告書は述べている。つまり、全体的な住宅の供給は大幅に増加するが、低所得者住宅の供給は引き続き課題となるであろう、との予測である。DPPは、既知の主要住宅プロジェクトおよび一般的に建設される小規模な住宅プロジェクトと、純人口増加推定値を使い、このレポートを作成した。

報告書によると、開発業者は通常建設戸数を人口増加に合わせて調整するが、2007年の大恐慌と世界的な金融市場の崩壊の際に建設を需要以下に抑えた。建設戸数をいまだに2007年前の状態に戻っておらず、2010年以降、需要と供給の差は拡大しているとのこと。DPPは、2010年から2040年の間のオアフ島の住宅供給が7万7,700戸の純増になると見込んでおり、2040年時点では108万6700人の人口に対して41万4,600戸の住宅在庫が存在すると予測している。これらの住宅のうち約3万戸は、エヴァ地区に建設されると見られている。その他には、約2万戸がホノルル中心部に、約1万4千戸がセントラル・オアフに、建設されると予想されている。

同報告書に対する一つの留意点は、予想されるすべての新築住宅に市民が居住するとは限らないということである。同報告書には、コンドミニアム-ホテルのプロジェクトは含まれていないが、新築住宅は州外のオーナーのセコンド・ホームやバケーションレンタル用として購入されることもある。最大15パーセントの新築住宅がこれらの目的で購入される可能性がある。

同報告書の詳細は、bit.ly / 2tSGr1Wまで。

(日刊サン 2019.03.16)