エディー・アイカウゆかりのビッグウェーブサーフコンテストは、予想していた波が来なかったために中止となった。
10日水曜日の朝に発表された時点では、すでに何千人もの観客がワイメアベイに来ていた。中には前夜から泊まり込んだ人もおり、オアフ島で歴史上最大級のサーフィンコンテストになると期待された大会を見ようと集まっていた。夜明け前には、ノースショア沿いは大渋滞となるほどだった。
大会主催者は、イベント開催に必要な40フィートの波をもたらすトームが、予想外に進路変更をし、水曜の早朝にモンスター級の波は起きないという判断に至った。「開催には難しいものでした。正しい決断をしたと思っています」とイベントディレクターのグレン・モンカタ氏は語った。
「競技をするには少なくとも6時間の波の持続が必要です。もし8時間持続して20フィートの波が起きるようでしたら最高です。私たちは波のサイズ、つまり条件に対して妥協はしません。エディーデイと言える日でなければ開催するつもりはありません」と述べた。
ワイメアの波は、2009年以来コンテスト開催に必要な十分な高さと持続性がない状態でいる。1984年から始まったサーフコンテストだが、今までに9度開催されたのみである。 エディー・アイカウ記念コンテストの主催者たちは月曜日、イベント開催の「ゴー」サインを発表し、火曜日は、市が行っているノースショアの道路舗装工事も停止した。より多くの人が利用できるようにと市バスのスケジュールも調整し、カメハメハ・ハイウェイ沿いの不法駐車の車をレッカー移動するなどの準備をした。
火曜の夜遅くから水曜の早朝にかけて、約8000人がワイメアベイに移動してきており、コンテストをこの目でみようと丘の斜面に立ち並んだ。コンテストが中止になった発表された後も、多くの人がその日ビーチを楽しもうと残った。
コンテスト開催保留期間は、2月29日で終了となるが、関係者は今シーズン開催のチャンスはまだあると話す。