自動車リサーチ企業『iSeeCars』の発表によると、ハワイ州はエコ・カー販売台数が州内全車両販売台数の4.2%を占め、アメリカ国内平均の2.6%を大きく上回ることが明らかになった。同事務所は2017年に販売された新車と中古車2250万台以上を調査。ハイブリッド、プラグイン・ハイブリッド、電気自動車を含むエコ・カーの販売台数の比率が大きい州を割り出した。さらに2014年の販売台数比率が1.9%だったハワイは、3年間のエコ・カー販売台数の増加率でも3位にランクインした。
ハワイ住民の環境に対する意識の高さゆえ
同事務所の広報担当は「エコ・カーの増加は、州のサステイナビリティ・プランの成果といえるでしょう。ハワイ住民の環境意識の高さが示されています。また、高いガソリン代の影響もあるでしょう。どこに住んでいても持続可能性を意識することが大事ですが、ハワイでは特にその重要性が高まっています」と語った。エコ・カー販売比率1位となったのはカリフォルニア州で7.5%。ワシントンの6.1%、オレゴンの5.6%と続く。最下位となったのは0.8%のルイジアナ州だった。 自動車製造業者のエコ・カー製造台数は毎年増加している。ハワイ自動車販売協会代表のデイブ・ロルフ氏は2017年前半に、毎年5万台の新車が売れる中ハワイ州内にはおよそ5000台の電気自動車が走行していると述べた。エコ・カーのメリットとして、空港や公的機関にエコ・カー専用の無料の駐車場が用意されていることや、燃費が抑えられること、最大7500ドルの連邦税控除等が挙げられる。
(日刊サン 2018.03.23)