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イアオ渓谷州立公園、見学者受け入れを再開

マウイ島の人気観光地の1つであるイアオ渓谷州立公園は、昨年9月に起きた洪水被害の修復のため閉鎖されていたが、5日から再開。州の土地自然資源局は、まだ必要な修復を残しているとしながらも5日午前7時からの開園を決定した。

イアオ渓谷州立公園は洪水により歩道橋や手すりの損傷、河床の深刻な浸食等、数百万ドルの被害を受けた。

2月からヴァレズ・コントラクティング社が被害を受けた植物やコンクリート、手すり等の撤去作業を開始。マウイ・クポノ・ビルダーズ社がワイルク川の河床の安定化作業を手掛けた。

以前よりも広くなった河床には、積み重ねた岩と300から400フィート相当のコンクリート状のコーティングで護岸が施された。

駐車場にも交通誘導標やバスを上方の駐車場に誘導する緑色のガードレールが新しく設置され、渓流に近づきすぎないよう警告する看板も設けられた。

見学者用の順路はストライプで表示され、ハワイアン・ガーデンや頂上の展望台に向かう順路の路面も修繕作業が行われた。キニハパイ・ストリームも新しく補強対策を受け、歩道橋も修理されている。

当局は再オープンして間もなくはバスツアーの予定が無いため、地域住民は混雑無しに見学できると述べた。

ハワイアン・ガーデンの下流側のループ・トレイルは、瓦礫等の撤去が済んでいるがフェンスの補修が完了していないため閉鎖が続く。修繕計画の第2段階にかかる費用は180万ドル以上と見られている。