米国運輸省(DOT)は、州がアラモアナ通りに建設を予定している歩道橋の建設資金の2千万ドルを拠出すると発表した。
この助成金は、地方・地域に重大な影響を与えるプロジェクトを助成する「開発促進のための利便性改善投資助成金」(BUILD運輸裁量補助金、以前はTIGER助成金と呼ばれていた)で、アラモアナ・ビーチパークとケワロ港、ワード・ビレッジ、アラモアナ・センター、建設中のワード高架鉄道駅を結ぶ歩道橋建設に使われる。
交通・住宅・都市開発に関する米国上院歳出小委員会のメンバーであるブライアン・シャッツ連邦上院議員は、「この助成金の確保には多大の努力が必要であった。これはオアフ島の住民にとって大きな勝利である。この助成金により歩行橋が建設され、人々はより安全に手軽に、アラモアナ・ビーチパークを訪れ、地元で買い物をし、高架鉄道にアクセスできるようになる」と語った。
カカアコの開発業者であるハワード・ヒューズ社はこのニュースを歓迎した。
同社のハワイ支社長サイモン・トレーシー氏は「アラモアナ通りのこの高架歩道橋の建設は地域社会を大きく変えることになる。この官民提携を通じて、カカアコに世界クラスの公共設備を整備するつもりである。DOTと連邦政府に感謝したい」とコメントした。
この助成金は2009年以降、コロンビア特別区、プエルトリコ、グアム、バージン諸島始め、50州すべてで使われ、554件のプロジェクトに合計71億ドルが拠出されている。2015年にはカウアイ郡に拠出され、カウアイ島のリハエ地区活性化のために使われた。
(日刊サン 2019.11.16)