ホノルル市立公園課の職員は、アラモアナのビーチで石鹸水がラグーンに流れ込んでいるという注意書きをした後で、人気のシャワー施設を閉鎖した。
市立公園課副ディレクター、ジーン・イシカワ氏は、アラモアナ・ビーチパークで頻繁に使用されていた施設を22日水曜日に、閉鎖したと語った。
メディアを通して市職員に伝えられた海水浴客からの不満の声に応え、24日金曜日記者会見が開かれ、「物事を正しい方向に持っていくために」即座の行動を起こしたと述べている。
イシカワ氏は、アラモアナビーチには複数のシャワーがあると言ったが、どれも閉鎖したシャワーから近くはない。
1年以上前に、海水浴客に石鹸やシャンプーの使用は違反行為であり、懲役と罰金の対象になるという警告のサインを貼った。
市職員は、この警告をみて、使用者が自主的に対応してくれることを期待していた。
連邦政府の水質浄化法で、石鹸やシャンプーは汚染物質と定められている。
マッコイ・パビリオンのダイヤモンドヘッド側にあるコンクリートに埋め込まれた金属製のシャワーでも、使用者にシャンプーや石鹸の使用を避けるようにと注意を促しているが、まだ使用している人たちがいると市職員は言う。
公園課の職員は、アラモアナパークは、創立81年と古く、州と連邦政府の環境法が導入される前に建てられたという問題点を指摘した。
今回閉鎖したシャワーは、以前は海岸線から少なくとも75フィート離れていたが、現在は公園のラグーンエリアから約10〜15フィートしか離れていないことも伝えている。
カーク・コールドウェル市長が最近提出したアラモアナパーク改善案によると、市はいずれビーチの端から砂を取り、閉鎖したシャワー施設の前も含めた中間地点にその砂を再度分配する予定だという。
また、市は、アラモアナ・ビーチパークのマジックアイランドも保繕するつもりでいる。計画の中には、シャワーから流れ込む水を市の下水道に流し込む案もあり、別の別の別シャワー施設から流れる水は、草原に排水するようにする案もある。改善案は、連邦政府の定める環境基準に従って決まると、公園課の職員は述べている。
マジックアイランドの改善にかかる費用は、道路舗装も含めて、63万7千ドルと推定されている。