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アイランドエアー、2年で3,500万ドル赤字

Bynikkansan

7月 18, 2015

アイランド エアーが、億万長者ラリー・エリソン氏の所有になって以来2年、およそ3,500万ドルという大赤字となり、事業縮小が止むを得なくなっている。

 

米国運輸省からの新しいデータによると、ハワイ州で2番目に大きい航空会社であるアイランドエアーが、今年に入って最初の四半期の収益が820万ドルで、450万ドルの損失もこの赤字額に含まれている。

前四半期は、 770万ドルの収益で、60万ドルの損失となっている。

 

アイランドエアーは、4月29日に、20%の労働力、およそ68名の従業員を削減、サービスのカット、そして新しい航空機を導入する決断を無期延期にすると発表した。その発表時に、2014年に210万ドルの損失を負っていることも伝えられていた。

 

アイランドエアーは、8日水曜日その再建計画の進歩についてのコメントを拒否した。

 

しかし、60人の専属パイロットのうち15人〜20名も含めて、複数の従業員が自主退職をしているという内部事情に詳しい関係者からの情報もある。

 

現在ウエブサイトでは、パイロット募集の広告がだされており、副操縦士の初給は、時給33.84ドル〜となっている。

 

アイランドエアーは、この従業員事情に関してのコメントも拒否している。アイランドエアーのスポークスマンは、4月29に発表した再建計画は、「マーケットの数を縮小することで私たちの運営を統合させ、費用と収益の体系を修繕し、持続可能な方法で発展していくものとなっています。その戦略的努力は進行中であるため、お伝えすることはまだ何もありません」と述べた。

 

6月1日付けで、アイランドエアーは、カウアイ便をなくし、ホノルルーラナイ間のフライトも、1日5便だったのを2便に減らした。またラナイ島行きの便で、マウイ島での乗り継ぎ時間を25分増やした。

 

 

アイランドエアーは、ホノルル―マウイ間とマウイ―ラナイ間の就航のみとなった。