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おたふくかぜ流行中、オアフ島で新たに5人

ハワイ州保健局が18日に、新たに5人がおたふくかぜを発症した事を発表した。今年に入りおたふくかぜを発症した患者は合計47名となった。新たに発症が確認された5名はオアフ島に住む子供と大人で、入院の必要がある患者はいなかった。

保健局が9人のおたふくかぜ感染を発表した今年3月頃から、発症患者数の報告が増加。生徒の発症を報告する学校も10校に上った。昨年12月、アメリカ合衆国疾病管理予防センターは、アメリカ国内でここ10年間で最大規模のおたふくかぜの流行を発表した。今年1月から4月22日までに報告された42州とワシントンD.C.における患者数は合計2570人を記録。おたふくかぜは、感染性が大変高い疾病で、症状は高熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、食欲不振など。中には感染しても症状が弱いか全く無い人もいる。生命の危険に及ぶ疾病ではないが、唾液線やあごの腫れが続く症状も発生する。保健局は今後も発症の報告は増加し続けるだろうと予想している。保健局は感染予防のためMMRワクチンの接種を推奨。http://health.hawaii.gov/docd/でワクチン接種に関する情報を確認できる。