科学者は、先週おきた「スロー地震」(2つのプレートの境界で、プレートがゆっくり滑って生じる地震)として知られる現象で、キラウエア火山の南側面の部分が、1.2インチ海へ向かって動いたと報告している。
ハワイ火山観測所は、10月14日に「スロー地震」が起き、10月15日午後8時41分にシダの生息地である南10マイルあたりを中心に起きたマグニチュード3.9の地震も含め、小さな群発地震を引き起こしたと発表した。
またマグニチュード2.6の3つの地震も15日に観測され、最初の地震が午前12:09でパハラの北北東約4マイルで起こった。あとの2つの地震はレイラニ分譲地の南東約12マイルで、午後8:43と9時に観測された。
そのエリアは、マグニチュード2.8の地震が午後7:55分にも観測されている。
木曜日に公開された火山観察記事によると、観測所の科学者たちは、地震はハワイ島のカエナポイント近くで傾斜計により計測された地滑りと関係していると結論づけたとしている。
地滑りは2日から3日間かけて起こっている。もしこれが急激に起きていたら、地表の動きはマグニチュード6程度の大きな地震になっていた可能性があったと科学者は分析している。
火山科学者たちは、この「スロー地震」は、同時にキラウエアの地溝帯内の地震活動を増やすことになると語った。
なぜこのようなことが起きるのか、またスロー地震と火山活動にはどんな関係性があるのかについては、まだ明確になっていないと言う。研究者たちはこの現象の解明に取り組んでいる。
キラウエアの「スロー地震」は約26ヶ月ごとに、たいてい南部の側面で起きていると観測所のスタッフは話している。
前回の「スロー地震」は2012年5月28日に起きたことから、科学者たちはスロー地震の発生を予測し、現象を記録するため火山に観測機器を設置していた。