オアフ島住民は、ハワイカイ出身の海軍パイロットも出演するブルーエンジェルショーを見るまで、あと数週間待たなければならない。しかし、海軍航空基地周辺の住民は、どんな大仕掛けのショーが行われるかを目にすることができるだろう。
海兵隊員によると10月17日と18日に開催されるカネオヘベイエアーショー「ウォール・オブ・ファイアー」のための練習が26日午前10時からお昼の12時まで行われる。 空まで高くのぼる炎は、このエアーショーで海兵隊空陸任務部隊が、ヘリコプターと地上部隊とともに行うデモンストレーションで、アトラクションの一つ。
このショーにはおよそ11万人の観客が動員されると予想されている。この数字には、海に囲まれた艦隊から飛び立つフライトショーを家の屋上や裏庭から鑑賞する何千もの人々の人数は含まれていない。 ブルーエンジェルは、1995年に前バーバーズポイント海軍航空基地でパフォーマンスを行った。
その後約10年間は休止していたが、2004年に復活し、カネオヘベイから飛び立っている。2007年、2010年、2012年のショーでは、コオラウ山脈がブルーエンジェルの舞台の背景となり、2014年はパールハーバー・ヒッカム統合基地で開催された。 今回2年連続でブルーエンジェルが高度な飛行技術を披露しにハワイにやってくる。最速のF/1-18ホーネストは約700mphで飛び、一番遅いスビードでも約120mphである。
「ダイアモンド」フォーメーションを行う時は、パイロット達は機体をお互い18インチまで近づけなければならない。 新人募集や士気を高める目的を含んだエアーショーは、長年のブルーエンジェルファンには馴染みがあるが、今回はいくつか新たな趣向を凝らしている。
「これまでにない初めての演目は、沿岸警備の捜索救助隊と陸軍CH-47チヌック、そしてUH-60ブラックホークによるデモンストレーション。また参加者が間近でヘリコプターを見られるように展示を行います」とショーの監督であるピーター・オヘアー氏は語った。 ダン・ブキャナン氏は、ハングライダーの操縦を行う。
海軍の「リープ・フロッグ」パラシュート隊も、地上に落下する予定で、さらにはヴィンテージ・ワイルドキャット、アベンジャーやSNJも登場する。 マット・スイダーハウド大尉は、ホノルル出身でブルーエンジェルの「右翼」パイロット。彼の飛行技術を故郷に披露しに戻ってくる。双子の兄弟であるジョアンも海軍F/A-18のパイロットである。
これら全ての演目が行われる前に、もう一度「ウォール・オブ・ファイアー」の練習が10月3日に行われる予定だと、軍関係者は話している。 エアーショーは一般公開され、入場料と駐車場も無料。有料の「プレミアム」席を含めた詳しい情報は、www.kaneohebayairshow.comまで。