正規ディーラーや中古車販売店で購入する方法
ハワイといえどもアメリカ。車社会のハワイでは、車を持っていれば便利な生活を送れます。しかし、車の購入方法は日本とハワイでは違うため、初めて購入する方は戸惑ってしまうかもしれません。ここでは、正規ディーラーや中古車販売店での購入をお考えの方に向けて、必要なものや支払方法など、ハワイでの車購入の基本的な知識をまとめてみました。
1)購入に必要なもの
- 免許証 ― 日本の免許、アメリカの免許、どちらでもOK。
- 保険の加入 (販売店での購入の場合)-大手保険会社では日本の免許のみでも保険加入が可能なところがあります。保険会社によっては国際免許の有効期限(1年)が切れる前に現地の免許証取得を求められることがあります。
- SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)― 銀行を通してローンを組む場合。
2) ローン購入の方法・流れ
クレジットヒストリーがない場合 (Auto X-changeでの場合)
SSNがない方;総額の60%以上の頭金を支払い、販売店に直接分割で支払う。この方法は中古・新古車専門店のAuto X-changeなどで可能。販売店によってはできないところもあります。
SSNがある方;総額の30%以上の頭金を支払い、銀行を通して分割で支払う。
<例>
クレジットヒストリーがなく、SSNがある方が、2万ドルの車を購入する場合
- 頭金 ― 約$6000〜$8000
- ローンの利率 ― 初めてのローンの場合、利率は約12%。1年後に組み直して下げることも可能。
- 支払い期間 ― 48〜60ヶ月。クレジットスコアが上がれば、72ヶ月に変更することも可能。
- 月々の支払い額:60ヶ月の場合、利息込みで約$300/月。
- その他の経費:書類作成$250、名義登録$350、税金。
- 車両保険 :年間約$1300〜$1600(月々の支払いは約$100〜)
クレジットヒストリーがある場合
基本的に①と同じですが、頭金は①より少額になり、金利は約3〜4%になることも可能です。
3)購入から納車まで
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ショールームで実際に車をご覧いただき、気に入った車があれば試乗
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不具合や傷など気になる箇所がないかチェック
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工場にて洗車と点検 (エンジン、トランスミッション、ブレーキパッドなど)
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ローンや保険のご相談と手続き(必要の方のみ)
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必要書類に記入・署名
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テンポラリー・レジストレーション*を発行 *購入日より、オリジナル・レジストレーションが届くまでの期間、使うことができる仮の自動車登録書。
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有効なセーフティチェック*を取得
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特に何もなければ、購入したその日に車の持ち帰りが可能(修理やカスタマイズなどが必要な場合は代車を無料で貸出)
※1 レジストレーション
ナンバープレートの登録のこと。テンポラリー・レジストレーションは仮登録、オリジナル・レジストレーションは原本自動車登録です。費用は$250〜500で、車種などによって異なります。テンポラリー・レジストレーションは、一般に販売店で行うことができます。
※2セーフティチェック
日本の車検に当たるもの。年に 1 度行うチェックで、車のタイヤ、 ウィンカー、ワイパー、スピードメーター、ライトなどが正常に作動しているかどうかを確認します。認定を受けた自動車修理工場、ガソリンスタンドで行うことができ、所要時間は10分前後。費用は約$15〜30で、こちらも車種などによって異なります。
4)知っトク豆知識
中古車に表示されている「Warranty」「As is – No Warranty」とは?
「Warranty」とは、ディーラーの保障が付いているという意味。一部保障のLimited Warranty 、全部保障のFull Warrantyがあります。「As is – No Warranty」とは、現状のまま、保障なしという意味。この場合、保険会社を通して Warranty (保障)を買うこともできます。
ケリーブルーブックって?
ケリーブルーブックには、中古車の相場や基準価格を調べられます。購入する前に、購入を検討している車についてチェックするとよいでしょう。メーカーや色、年式や走行距離、コンディションを入力するだけで市場価格を調べられます。
ケリーブルーブックのウェブサイトはこちら。
購入の際、ビザのステータスは関係する?
基本的にビザのステータスは関係ありません。
(情報は2018年8月現在の情報に基づきます)