注目のカカオニブとカカオパルプ

スーパーフードと言われるカカオニブ

カカオの成分をよりダイレクトに身体に取り込めるとして注目を集めているのがカカオニブ。カカオニブは、ローストしたカカオの豆をそのまま砕いて、フレーク状にしたもの。チョコレートにして食べるより、健康効果が高いとして「スーパーフード」と呼ばれ、人気が高まってきました。少し苦みがありますが、その苦みがアクセントになると、シリアルやオートミールに混ぜて食べる人も多いとか。最近ではカカオニブが入ったチョコレートもよくみかけます。

オレンジのような爽やかさー カカオパルプに要注目

そして、もうひとつこれから注目されそうなのが、カカオパルプです。カカオの豆はカカオポッドと呼ばれる硬い殻の中に入っています。その殻を破ると出てくるネバネバとした白いものに包まれた豆。豆の外側を包み込むこの白いネバネバがカカオパルプです。

見かけはなんだかグロテスクで、食べるのに躊躇してしまいますが、思い切って食べてみるとオレンジのような爽やかな味。これまでは、捨てていたこのパルプに、コレステロールの抑制や腸内の善玉菌を増殖させるなどの健康効果があるようで、現在研究が進められています。今後このカカオパルプにも要注目ですね。

ハワイ産カカオを極上の一品に仕上げる

BEST ショコラティエ 2015

ハワイ産のカカオは他の産地では見られないフルーティーな酸味と、小さな農園で手をかけて育てられた上質さが特徴。その貴重なハワイ産カカオに惚れ込んで、これまた上質でおいしいチョコレートを生みだすショコラティエがハワイにはいっぱいです。そして農園も、ショコラティエも進化し続けているハワイのチョコレート事情。カカオフェストで最新2015のベストチョコレートに選ばれたブティックのご紹介です。

〜 Waialua Estate Chocolate ワイアルアエステートチョコレート 〜

今年６月にカイルアで開催されたCacao FestのBean to Bar部門で見事優勝に輝いたのはWaialua Estate Chocolate。オアフ島ノースショアに20エーカーのカカオ自社農園を所有するだけあって、希少な100％Made in Hawaiiのカカオのチョコレートを安定して供給できる数少ないショコラティエです。ハワイ産カカオの特徴である少し酸味のあるフルーティーな後味となめらかでリッチな味わいが特徴。口どけの良さと爽やかさが極上のハーモニーを奏でます。有名シェフのアラン・ウォン氏もワイアルアのチョコレートに惚れ込みデザートに使っているというからその品質は折り紙つき。

〜 Manoa Chocolate Hawaii マノアチョコレート 〜

素材の全てにこだわった上質なチョコレートを生み出すショコラティエ。甘くないのにコクがありくせになってしまいそうなゴートミルクのチョコレートバーなど、新しいチョコレート体験ができるのがこのお店。カカオの豆の特製を活かした風味豊かなタブレットチョコレートが揃っています。マノアチョコレート・ハワイ・ファクトリーツアーでは、カカオ豆からチョコレートがどのように作られるのかその全工程を見学できるのが嬉しい。

〜 Kokolani Chocolate ココラニチョコレート 〜

ハワイのチョコレートタウンと異名をとるカイルアの街のキュートなチョコレートブティック。それがココラニチョコレート。今年の Cacao Fest では、Inclusionというチョコレート・バーにフレーバーやトッピングを加えたチョコレート部門の覇者となり、トリュフやボンボンなどのConfection部門でも２位という評価を受けています。食べるのがもったいないようなジュエリーのようなチョコレート。見た目だけでなく実力が伴った中身もすごいチョコレートを生み出します。

〜 Madre Chocolate マドレチョコレート  〜

チョコレートに対する熱い想いを持つオーナーが研究に研究を重ねたチョコレートは今や世界でも高い評価を受け、コンテスト入賞の常連となるほど。DavidとNatという世界のカカオを知り尽くした二人の共同オーナーがつむぎだすチョコレートは極上の味わい。さまざまな産地のカカオを扱っているからこそハワイ産カカオの良さを100％引き出したチョコレートを生み出せます。2015年のCacao FestのBean to Bar部門、 Inclusion部門共に２位に輝いた。カイルアの本店とダウンタウンのお店でこの極上のチョコレートを手に入れることができます。