オーガニックコーヒー、ケチャップ、ココナッツビネガー、アーモンドバターやカシューナッツバター、スーパーシードクラッカー。コーヒー以外はホールフーズ、ダウンツーアースで調達。
久しぶりに日本に一時帰国した。ゴールデンウィークの東京は静かでのどかだ。雑草が伸び放題になっている庭で草むしりをしていると、背中がポカポカしてくる。ハワイの陽差しが熱燗だとすると、5月の日本の陽差しはまだぬる燗だなあなどと、ひねもすのたりのたりかな…と。
自分用にハワイから持ち帰った食料品、お土産用もほぼ同じ。
私はお土産を選ぶのが苦手だ。考え始めるといつも迷う。人生の断捨離をする年齢だから、人にモノをあげることにも抵抗がある。ハワイに長くいると、ハワイらしいお土産ってなんだっけと、鈍感にもなってしまう。
それでここ数年は自分用に調達する食料品を、お土産にすることにしている。写真左から紹介してみよう。まず、ハワイカイのコスコで調達する、ちょっと深煎りのオーガニックコーヒー豆。1.12kgの大袋入りで12ドル弱。酸味が少なくておいしくて安いのが気に入っている。だけど不思議なことにダウンタウンのコスコでは売っていない。
甘くないトマトケチャップと、ココナッツビネガーは定番。
そして必需品なのが、砂糖の入っていないオーガニックケチャップ。アップルサイダービネガーが入っているのでほんのり甘みも感じるが、これをプレーンオムレツにかけるとそれだけで御馳走! 普通の甘いケチャップが食べられなくなるほどおいしいと、私は思う。日本で甘味料無添加のケチャップを見たことがないので、このケチャップと次のココナッツビネガーは、必ず買って帰る定番だ。
ココナッツビネガーは、ココナッツの木の樹液を8ヶ月~1年熟成させて醸造される天然酢だ。非加熱だから、酵素、アミノ酸、ミネラル、ビタミンなど豊富な栄養が生きている。最近は日本でも売っているけれど、ハワイよりぜんぜん高いのでこれも必ず調達する。クセがないから和食などどんな料理にも使える。
そしてアーモンドバターも甘くない、プレーンタイプを買う。ビタミンE、ミネラル、食物繊維が豊富なアーモンド。朝のおめざにクラッカーにつけて食べたり、スムージーに加えるほか、私はこれで野菜のディップをよく作る。
作り方は、アーモンドバターに酢と醤油と蜂蜜を好みの分量で加えて混ぜ、水少々でほど良く溶くだけ。ゴマだれならぬ、アーモンドだれだ。セロリや人参スティックや茹で野菜につけて食べてもおいしいし、蒸し鶏にかけても美味。写真手前の小袋タイプの、使い切りサイズも愛用している。カシューナッツのペーストもあり、これもクリーミーでおいしい。
そして今回、新たに加わったハワイ土産が、スーパーシードクラッカーだ。玄米ベースだからグルテンフリーで、かぼちゃやひまわりの種、フラックスシードやポピーシード、ゴマなど、機能性食品が満載。とってもクリスピーで、噛みしめると味わいがある。
久しぶりに会う友人たち、喜んでくれるかな!?
奥山夏実 おくやまなつみ●フリーランスライター 『クロワッサン』の特約記者を25年続け、東京を拠点にハワイは毎年、半年ほど滞在。近著に『ココナッツオイルバイブル1、2』、『HAWAII住むように暮らす』(ホノルルの博文堂でも発売中)など。 |