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HAWAII! OISHII! ハワイイ! オイシイイ! Vol.12 コラム@ココナッツラバー

できましたぁ~!『ココナッツオイル・バイブル2』(マガジンハウス刊)。日本で は全国の書店で6月25日から一斉発売し、なかなか好評。取材や撮影でお世話になったハワイのココナッツラバーズのみなさん、どうもありがとうございます!!

 

表紙はハワイで撮影。でも印刷直前までもめました。

表紙を飾ったのもハワイ。写っているのは、ホノルル在住の関口久子さんと、ノースショア在住のサトエグズマンさん親子。前回、前々回のこのコラムでも紹介した、スリアさんが運営する、“マウナファーム”に行って、ディープなココナッツ体験をした時に撮影したものだ。

ノースショアからはもうひと組、ハッピーココナッツシスターズも登場してくれた。コーエン三姉妹だ。

実は表紙の写真をどれにするか、我々編集サイドと営業や販売サイドは、最後までもめた。表紙にコーエン姉妹を推す声も高く、取次まで巻き込んで議論を重ねた。自分が撮った写真で、これを使いたい、あれを使いたいと言ってくれるのはありがたい限りだけど、本当に印刷直前まで、関係者全員ガチでヒートアップしたので、決まった時は心底ほっとした。で、最後の最後まで表紙候補に残った写真は、“目次”の右上に収められた。

本を手にとったら、3ぺージの “ティナのココナッツ・キッス”の写真を見てみてくださいね。

 

テッパンでおいしいレシピ、最新エビデンスも究明。

さて、今回の『バイブル』第二弾は、強力にバージョンアップした。というか、かなり突っ込んだ内容だ。

例えば、「トーストにココナッツオイルをつけて食べるのは、もうやめよう!」と提言するのは、アンチエイジング医療の第一人者、順天堂大学教授の白澤卓二さん。ココナッツオイルをせっかく摂るなら、効果を100%生かしたい。それには“糖質制限”が必 要なのだ。

また例えば、予約のとれない料理教室“白崎茶会”を主宰する白崎裕子さんは、「現状の食生活を見直すことなく、ココナッツオイルをプラスするだけではだめ。トランス脂肪酸を含む食用油はマーガリンだけではないし、加工食品やインスタント食品にココナッツオイルをかけても、酸化生成物や添加物が消えるわけではありません」と、体に良い食材を選び、自分の手で調理をすることを強く奨める。

手作りを奨めるからには、誰もが簡単においしく作れなければと、白崎さんのレシピは試行錯誤を重ねて研ぎ澄まされ、ごくごくシンプル、かつ美味至極。写真のトマトパスタなんて、トマトを皮をむかずに半分に切り、ココナッツオイルとニンニク、海塩で煮ただけのソース。だけど半分に切ったトマトの厚み、皮と身の間の旨み、ココナッツオイルのコクなどが周到に計算され尽くされている。

現在進行形で研究が進む、ココナッツオイルの最新エビデンスも究明する、『ココナッツオイル・バイブル2』、ぜひぜひご高覧ください。

 

(日刊サン 2015. 7. 1)

 

 

 

奥山夏実 おくやまなつみ●フリーランスライター


『クロワッサン』の特約記者を25年続け、東京を拠点にハワイは毎年、半年ほど滞在。近著に『ココナッツオイルバイブル1、2』、『HAWAII 住むように暮らす』(ホノルルの博文堂でも発売中)など。