●北米のパリ モントリオール
毎年秋になると、黄色や赤、オレンジに色づいた紅葉を眺めにたくさんの観光客が訪れるカナダ、ケベック州。ケベック州はカナダの東部に位置し、アメリカのニューヨーク州やバーモント州の上に位置しています。その最大都市は『北米のパリ』と呼ばれるモントリオールです。石造りの建物が多く、モントリオールの旧市街を歩いていると、そこはまるでヨーロッパのよう。
モントリオールで特に有名な建物は旧市街にある『ノートルダム大聖堂』。あの人気歌手セリーヌ・ディオンが結婚式をした場所としても知られています。また、世界中で公演をしているエンターテイメント集団『シルクドソレイユ』の発祥の地でもあり魅力が満載の街です。
●ケベック州生まれのカナディアン
ソウルフード『Poutine プーティン』 マクドナルドでハンバーガーを頼むとき、付け合わせはフライドポテトを頼みますよね?でもカナダではフライドポテトの代わりに『プーティン』という人が沢山います。
では、そのプーティンとは何かというと、フライドポテトの上にチーズカード(※1)をのせ、たっぷりのグレー ビーソースをかけて食べるというもの。
プーティンの歴史は長く、1950年代にケベック州に発祥され、今ではカナダ全国で庶民に親しまれています。スーパーに行くとプーティンコーナーがあり、ソースの缶詰やチーズカードが販売されているので、ポテトを揚げて自宅で作って食べる人もたくさんいます。
●プーティンもカスタマイズする時代!
大流行レストラン『poutine Ville』 今HOTなプーティンレストランとは、ずばり『Poutine Ville』!
このレストランでは入店し、席に案内されると1人1枚ずつオーダーシートが配られます。見てみると…
・プーティンのサイズ
・ポテトの切り方
・チーズ
・エクストラ チーズ
・野菜
・お肉
・グレービーソース
それぞれ種類を選んで、お好みのプーティンがカスタマイズできるんです。気に入ったものを覚えておき、毎回同じもの食べるのもよし、違う組み合わせを試してみるものよし。伝統料理を自分流に味わいたいという方にはぴったりのお店です。
プーティンを食べ歩くと、ポテトはおいしいけどソースの塩気が強すぎる…チーズが溶けていないなどバランスがうまく取れないところが多いんです。でも、このお店はグレイビーソースがたまらなく美味しく、ポテトの揚げ具合も外カリッ!中フワァ~と絶妙なバランスなので満足できます。
●おすすめの食べ方
…とは言っても、観光で訪れた方は「何を選べばいいのか」と困ってしまいますよね。ご安心ください!何度も通って見つけた私のオススメののカスタマイズは、ポテト「Regular Cut」、チーズ「Fresh cheese curd」、野菜「Mushroom」、お肉「chicken」、グレービーソース「Red Wine」。
揚げたてのポテトにとっても柔らかいチキン。ほんのり溶けたチーズカードが赤ワインでじっくり煮込んだグレービーソースをまろやかにしてくれます。ひと口食べたら、もう夢中。プーティンはこってりの味ですが、モントリオールの地ビール『Le Cheval Blanc』と一緒に味合えばあと味もすっきりです。是非お試しください!
※1 チーズカード:牛乳を酸化しできる凝固物でチーズの原料となるもの。
【写真引用先】 http://www.poutineville.com/ (Poutine Ville 外観)
MaiTam 19歳の時、留学で初めて来たモントリオールの街に一目惚れ。 それ以来、日本とモントリオールを何度も行き来しています。たくさん食べ歩いて見つけた、ローカル Food Trendをモントリオールの街並みと一緒にご紹介していきます★ |