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日刊サン スタッフのいいもの発見! 居酒屋 祭

Bynikkansan

5月 30, 2018

今や日本酒の「獺祭」を知らない人はいない。獺祭を飲めることが幸運なことだとSNSで投稿している人もたくさんみかける。しかし、こうして日本のトップクラスの酒となり海外でも知られるようになったのはここ最近のこと。ところが、その獺祭がまだ無名だったころから、ハワイでフルラインで揃えていた店があったのをご存知だろうか? 祭のオーナー兼シェフヨシこそが、その人物で、カイルアで和食レストランを経営していた時に、ハワイで初めて獺祭の全種類を扱うことを決めた。そして、その時からのよしみで、新たに居酒屋をオープンすると決めた時獺祭の”祭”の字を店名にすることを快諾してくれたのだ。

 

本格的寿司を夫が握り、 それに合う酒を選ぶ利酒師の妻  2017年2月にヤングストリートの元「八景」があった場所にオープンした居酒屋「祭」。レビューサイトでも、”隠れ家的居酒屋”として評判になっており、「すごい良いところ見つけちゃった♪」と皆自慢げに評価していて、すっかりロコたちに気に入られている。本格的な日本の寿司が食べられる店を目指し、築地から取り寄せている新鮮なネタと、すし飯には最高だという北海道産の米”ななつぼし”、そして赤酢を使いシェフヨシ自ら寿司を握る。一貫から注文も可能で、セットメニューもあり。またアメリカ流のロール巻きのメニューも用意し、できる限り多くのお客を満足きるように努力している。さらに、他の料理も全て手作りで、おぼろ豆腐($4.50)やデザートのお酒にクリームブリュレ($9)、白玉ぜんざい($5.50)も一から作っているこだわりよう。そして、そんなシェフヨシを支えているのが奥さんのジュリーさん。

 

 

シェフヨシが作る料理に合うお酒をお客様に提供できるようにと、日本で利酒師とソムリエの資格を取得している。そんな2人の愛のハーモニーを感じるがごとく、料理とお酒の調和を楽しめる店なのだ。先に紹介した獺祭ももちろん揃えているが、他にも、ジュリーさんがこれ!と思ったお酒とワインだけを置いている。また、あえてたくさんの種類をおかず、できるだけ新鮮なお酒をおくことに力をいれており、良心的値段を心がけているので、是非料理と一緒にお試しあれ。もし何を飲んだら良いか分からない時はジュリーさんがアドバイスをくれるので聞いてみよう。 他にも、その日仕入れたネタを使って作られるスペシャルメニューもあり、滅多に食べられない珍しい一品もあるのでお見逃しなく。今日は一体何があるだろう?と毎回ワクワクする店だ。

 

(日刊サン 2018.05.30)

 

 

 

 

 

 

 

 

Izakaya Matsuri1436 Young St. (元「八景」の場所) 無料駐車場多数

【営業時間】5:00pm~11pm 日曜休 【TEL】(808) 949-3939