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日刊サン スタッフのいいもの発見!<Oh! Sozai>

Bynikkansan

2月 3, 2018

食卓に1品あると嬉しい寿司が数量限定で並ぶ

 

日替りフレッシュ寿司各種

「あの後藤さんが新しい店を開いたぞ!」と聞きつけ、昔ながらの常連客がやってくる。その中には実業家やマスコミ関係者たちも大勢いる。後藤哲夫さんはシェフ歴今年で50年。ハワイでの和食経営歴も35年。実は、そうそうたる芸能人たちもハワイに来れば後藤さんの味を求めて、当時の店に来店する昵懇の仲。ところが、後藤さんはそういったことを一切宣伝材料として使わない。ただただ「昔からのお客さんが、『(35年前の)あの当時からこの料理人を知っているよ』と言って、新しい店にも顔を出してくれるのが嬉しいね」と純粋に喜んでいる。後藤さんは終始一貫して「心が大事。心がないと料理も活きないですよ」と力説。だから、レシピも求められれば惜しみなく教えるという。材料も作り方を真似たとしても、最後は作り手の愛情がないと同じ味、またはそれ以上の味にはならないのだと話す。家族すらも呆れるくらいお節介で愛情を注ぐという後藤さんのその姿勢に、常連客はすっかり心と胃袋をつかれてしまったのだと納得の光景だ。

 

新メニュー「寿司パック」は売り切れ御免

Oh!Sozaiは、お惣菜からスタートし、先月にはお弁当も始め、今度は「寿司パック」も新たにメニューに加わった。ロコたちにも大人気の『Kuru Kuru Sushi』を手がけている後藤さんがだす「寿司パック」となれば、自然と期待値は増す。毎朝仕入れる新鮮なネタをもとに、その日つくれるお寿司をパックにいれてだすので、一体どんなものがあるのかは、店にいってからのお楽しみ。売り切れ御免なので、食べたい人は早めに店に行くことがお薦めだ。すでにリピーターとなっている客は、事前に電話オーダーして確保するほど。それだけでも、お客の期待を裏切っていないことがお分かりいただけるだろう。新鮮なのは寿司ネタだけでなく、シャリもハワイで精米している北海道産のななつぼし。さらには、寿司酢やポン酢も長年研究して作りあげた店オリジナルの特製だ。

 

よく「神は細部に宿る」と言うが、Oh! Sozaiでは、それを料理で体現している。その表現だけでは不十分に感じ、「愛も細部に宿る」も付け加えたいくらいだ。後藤さんは「本当に自分の好きなことだけやってきましたよ。それに付き合わせられる家族が大変みたい」と笑いながら話すが、しっかりそのお父さんの背中をみて育った子供たちが今父と一緒に店を切り盛りしている。「長女のエリナは、僕と全く目線が一緒なんですよ。料理はまだ僕の方が上手だけどね(笑)」。

 

お客に喜んでもらえる味を家族一丸となって毎日追求中のOh!Sozai。最近では同じ敷地内で毎週水曜日ファーマーズマーケットが開始され、また、2月からは複合施設SALTも含めた周辺で大きなイベントが定期的に開催されることが決定しており、それらの催し物に合わせたスペシャル弁当も出す予定。Oh!Sozaiファン急増必至なので「あの開店したての頃から知っているよ!」と自慢できる準備をしておこう。

Writer 実紀カバットバット

(日刊サン 2018.02.03)


【住所】400 Keawe Steet #108, Honolulu HI 96813

【営業時間】10am~6pm

   定休日 日曜

【電話番号】808-744-1675

【パーキングのご案内】①SALT(1時間無料)  ②Pohukaina St.沿い(1時間無料)

周辺にコインパーキングもございます

【アラモアナからの行き方】 アラモアナブールバードをダウンタウン方面に進み、右側に見えるoffice maxを超え、ハイウェイインやスターバックスのある場所の奥の道を右折します。SALTの駐車場入口は右側にあります。お店はSALTの斜向かいにあるベージュと赤が特徴のコンドミニアムの1階です。