マーケット調査会社の富士経済によると、2018年の風味かまぼこの市場規模は370億5000万円と予測し、過去5年で最高となる見通しだ。
これまで風味かまぼこと言えばカニを模した「カニかま」が主流だったが、近年はホタテ、ウナギ、エビフライ、カキフライなどもかまぼこで再現。高タンパクで低カロリーのヘルシーさや、手軽に食べられる便利さ、値ごろ感もある風味かまぼこの市場は拡大している。8月末にホノルルで開催された、『リカー&フード エキシビション』(ウィズメタック・アジアン・フーズ主催)にも神戸のカネテツデリカフーズが出展。人気の風味かまぼこ「ほぼカニ」と「ほぼホタテ」の試食商談を行った。「ほぼカニ」は世界一ズワイガニに近いかまぼこを目指したといい、口の中でほぐれるカニ独特の繊維感を再現。ズワイガニらしいジューシーな味わいで好評だった。「ほぼホタテ」も貝の旨みや甘みを感じ、バター醤油などでこんがり焼くとメインディッシュにもなる味わいなんだとか。
現在、ハワイではドン・キホーテで販売中。
取材協力:Wismettac Asian Foods, Inc.