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アロハ~、スターツハワイの池田多聞です。第8回めは、より実践的なアドバイスをということで、商業不動産にかかわる皆さんから寄せられた質問に対してのQ&A式の回答と私見をのべさせていただきます。

Q. 今後ビジネスを始める場合のイチオシエリアはどこですか?
A. 飲食なら、カイムキ、キングストリート沿いがベストかと思います。あと物件は少ないですが、カカアコも高級住宅に囲まれ、民度の高い集客力が見込めるという点ではおすすめです。ワイキキは僕のクライアントも含め、大手企業が進出していま。ただし賃料が高く、ホノルル市のBuilding Permitに加え、Waikiki MinorPermit(ワイキキ特別区の規制)もあるので出店までに時間がかかり、個人経営の方にはおすすめできません。それでも僕が手掛けるワイキキのど真ん中、DFSの向い、の向い、旧焼肉ひろしの1階及び2階には大きな日本企業を母体とした会社が進出しました。ハワイでの業績だけでなく、グループの宣伝効果、ステータスという意味では、ワイキキに出店していというのは総合的に見てプラスになるのかもしれません。また最近は、ワードビレッジのあるカカアコ地区も店舗が増え、賑わいと活気があふれている注目のエリアです。

Q. オフィスを持ちたいのですが、どんな判断材料が必要ですか?
A. 場所に加え、駐車場の有無、賃貸料も意外に大切な判断材料です。場所としては、ダウンタウンがおすすめです。現在、空室率が高いので廉価の賃料交渉が可能だからです。ただし駐車場代は、ワイキキ以上に高いので従業員構成を考慮したトータルコストの試算が必要となります。ずいぶん昔になりますが、当時のAston Hotelが、旧ANAビル(現BOHワイキキセンター)からダウンタウンへの移転を材料に更改交渉しましたが、会社負担でマネージャーに与える駐車場代がネックとなり、既存オフィスに残留したという事例があります。

Q. ファッション系の店舗です。在庫を置くバックヤードも必要です。
A. アパレルなら、カカアコかワードが魅力です。居住者も多いですし若くおしゃれな人が集まります。ローカルのアクセスも良く、ワイキキより断然賃料が廉価なので、商品単価をそれほど上げなくても採算がとれるのではないでしょうか。

スターツ・インターナショナル・ハワイ 池田 多聞(RA)