2017年が幕を開けました〜!みなさんは、どのようなお正月を迎えられましたか? 私は、今年約13年振りにNYで、にぎやかな新年を迎えました。
今までのお正月を振り返ってみると、様々な思い出があります。
初めて日本以外の場所でお正月を迎えたのは、高校時代に留学していたアメリカでした。当時オレゴン州の高校に通っており、年末年始は幼なじみが留学していたアリゾナ州へ遊びに行くことになりました。そこで、友人のホストファミリーがキャンピングカーでアリゾナからグランドキャニオンを通り、ラスベガスまで連れて行ってくれました。そして、ラスベガスの路上での新年カウントダウン。”Happy New Year!!!”歓喜の叫び声と同時にハグやキスをするアメリカ人の、ものすごい熱気に16歳の私はついて行けず、呆然とした中で新しい年を迎えたことは、今でもとても鮮明に覚えています。
オーストラリアのパースに向かう途中の上空、機内で新年を迎えたこともありました。年越し間際にパーティーグッズが配られ、コックピットから機長のアナウンスとともに乗客みんなでカウントダウン開始。オーストラリア人をはじめ様々な国の全く見知らぬ人たちと、機内が大いに盛り上がり一体となって1月1日を迎えました。
そして、2000年になる瞬間。記念すべき2000年を、私は絶対にニューヨークのタイムズスクエアで迎えようと決めていました。そして、一人でニューヨークに渡り、決行。極寒の中、何時間もカウントダウンを待ちわびる中、周囲にいたヨーロッパ人やアジア人たちと意気投合。当時何も知らなかった私は、ニューヨーカーはタイムズスクエアで新年を迎えるものだとばかり思っていました 。(笑)のちに出会ったマンハッタンで生まれ育った夫のアダムや、生粋のニューヨーカーの友人たちに聞いてみると、タイムズスクエアでカウントダウンしたことは一度もないという事実が判明!
でも、やっぱり一番好きなのは日本のお正月。家族で年越し「うどん」を食べて(讃岐人だから)、ちょっと紅白見て、除夜の鐘を聞いた後、寝て起きたら新年の朝。そして、白みそにあんこ入りのお餅が入ったやみつきになる味のお雑煮を食べて(讃岐人だから、笑)おせち料理をいただいた後は、初詣へと出掛ける…。 静かに凛とした気持ちで迎える新しい年の幕開け。ここ何年も日本でお正月を迎えたことがないのですが、来年は久々に日本でお正月を過ごせるといいな〜。(少し気が早過ぎますね!)
今年も、みなさまにとって幸多き輝く年となりますように。
(日刊サン 2017/1)
大森 千寿 香川県生まれ。一人っ子。8才の時に韓国ホームステイを経験。12才の夏休みはオレゴン州にホームステイ。16才でオレゴン州のハイスクールに1年間留学。2003年自分探しで訪れたNYで運命の人と出逢い国際結婚。2010年ハワイにホテルコンドミニアムを購入したことがきっかけとなり、ハワイで過ごす時間が増える。現在はアーティストで夫のアダムウェストンのマネージメントをしながらハワイ、NY、日本を拠点に活動中。 |