ハワイの教育コラム|ハワイから心と心が通じる教育を発信する
Mindfulness in education
Vol.6 国際人として生きる
今回は、私が働いているワイキキの英語学校でロングステイを楽しまれている方たちのライフスタイルから学ぶことを書きたいと思います。
英語学校のシニアスタッフとして、入学登録に関する業務一般をしながら、ゴールデンウィークや夏休みなど時期に応じたキッズプログラムの内容を考えたり、快適にハワイ留学生活が送れるようにサポートをしたりしています。また英語・ヨガの講師としてカリキュラム作りやティーチング、毎月のスクールアクティビティも担当しています。全てが英語力アップにつながることを基本に、英語を学ぶことを通して広がる視野や人生観から国際人を育成する快適な場所を提供したいと思っています。
幼稚園児から80代のシニアまでが通う学校なので、3世代で親子留学する家族も多くいます。私が担当するアクティビティの一つに、「ハッピーアワーイングリッシュクラブ」があります。ハッピーアワーの時間に、ワイキキのレストランに行ってお酒やスムージーやププ(ハワイ語でおつまみ)を頂きながら、英会話をするというアクティビティです。割と落ち着いた年代の方たちが参加することも多く、私は英会話をリードしながら、人生の先輩に色々なお話を聞かせてもらっています。
お子さんが海外に住んでいるという方や、お嫁さんが海外の方という方もいらっしゃいます。1年に1回のハワイロングステイを楽しみながら当校に通われる生徒さんは、アメリカの政府機関で仕事をする息子さんがいて、奥様はアメリカ人。息子さん家族がドイツに引っ越したかと思えば、次はイタリアに引っ越すそうで、「今度はイタリア語も学ばないと」とお話されていました。日本で日本語講師をされている生徒さんはハワイで英語を学びながら、ハワイ大学で日本語をボランティアで教え、空いた時間には英語で茶道も学ばれていたり。何事にも積極的で意欲的で、何歳になっても挑戦される姿を本当に尊敬しています。
また、ハワイ在住者でも英語を学びにくる方は多いです。初級から上級まで幅広いレベルの方がそれぞれのニーズに合わせてレッスンを受けています。私は、ハワイに住んで今年で12年目を迎えますが、冠婚葬祭、出産、病院や銀行や政府機関で詳しく話をしないといけない時など、様々なシチュエーションでの経験でサバイバルの英語力を身につけてきました。裁判の審判員も務めたこともあり
ます。今となっては、日常生活の英会話には困ることはないですが、まだまだだな、と感じることは多々あります。日本語も英語も話すから、と両方中途半端にせずに、綺麗に話せるように引き続き努力していきたいと思っています。英語の書籍を読むことは日常に取り入れていますが、会話をする時に、もっと発言や発音を意識しながら話したり新しく学んだ単語やフレーズを発声することを心がけて、更なる英語力アップに努めています。皆さんの英語学習法、モチベーションは何ですか?まずは自分自身に問いかけ、発見すること、大切ですよね。
では、See you next time!
著者プロフィール:カヨコ・パーキンス Kayoko Perkinsハワイ在住11年。英語とヨガに情熱を注ぐ小学校四年生の娘の母。ワイキキにある語学学校ハワイパームスイングリッシュスクールでスクール業務全般に携わる傍ら英語、ヨガウェルネスクラスも指導。ヨガインストラクターとして、ハワイでのホテル、イベント、ヒーリングヨガセッションなどで活躍する。また、ハワイの公立小学校でも、日本語、キッズヨガを教えている。 |