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ハワイの教育コラム|Mindfulness in Education vol.3

ハワイの教育コラム|ハワイから心と心が通じる教育を発信する

Mindfulness in education

Vol.3 一教員として、親として想うこと

私には、現在小学校4年生の娘がいます。娘がプリスクールの時から、娘が通うスクールで親が参加できる行事や企画、ボランティアに積極的に参加してきました。アメリカの教育、学校事情を知りたい、そして教育について学びを深め、私ができること、知識や経験をシェアできることをして教育のフィールドでコミュニティに貢献したいという想いを強く持っています。

 

娘が小学校低学年の頃から小学校で日本語クラスとキッズヨガクラスを毎週担当しています。クラスの目的は、「日本語って楽しい。外国語を学ぶことって楽しい。ヨガって、こんなに気持ちよくて楽しいんだ。家に帰って家族にも教えてあげよう!」というきっかけになればと思っています。キッズインフルエンサーをどんどん育てて多くの子供たちに学ぶこと、新しいことにトライしていってもらいたいと思います。

 

また、ハワイ州教育省(D.O.E)のパートタイムの教員としても仕事をしています。D.O.Eのオリエンテーションにも参加したり、日々学ぶことがたくさんあります。先日、全校生徒、教職員、ハワイ州知事のデービッド・イゲ氏とイゲ夫人、D.O.Eの教育長であるDr.クリスティナ・キシモト、アメリカ本土からも教育関係の重要役員が集まっての集会が行われました。娘はその集会の司会を担当することになっていて、司会の練習を家でしながら「この集会はいつもと違う。トップシークレットがあるみたい。報道陣も来るしテレビにも映るみたい」と聞いていたので、私もドキドキして出席させて頂きました。

 

映画界には、オスカーがあり、音楽界にはグラミー賞があります。化学にはノーベル化学賞、スポーツにはゴールドメダルがあります。教育界でも、優秀な教育者に賞を与えたいと、ロウェル・ミルクン、マイク・ミルクン兄弟が約30年前にミルクン・ファミリー・財団を作り、ミルクン・エデュケイター・アワードをアメリカ全土の教育者を対象に毎年優秀な教育者へ$25,000の賞金を贈っているとのことです。この日は、その表彰式がサプライズで行われるという日だったのです。

 

今年は、アメリカ全土で33人の教育者がこの賞を受賞、ハワイで唯一受賞したのが娘の小学校のサラ先生でした。娘の担任にもなったことがある先生で、とても馴染みのある温かい先生です。盛大な拍手とサラ先生から溢れる感動の涙、温かく見守る祝福の優しい皆の眼差しは、皆の心に鮮やかな記憶として残る光景でした。

 

「スクールの入り口に“Believe Achieve Succeed-Dream Big and Make It Happen”と大きく書かれています。その言葉、そのものが、今あなたたちの目の前で起きているのよ。夢を大きく抱いて、そして実現するの。信じて行動に起こす、すると成功するのよ。それを伝えたい」と熱く話していたミルクン・エデュケーション・教育機関の副社長の言葉がとてもパワフルでずっと心に残っています。

 

ミルクンアワードについて詳しくはこちらをご覧ください。(https://www.milkeneducatorawards.org

 

次回のコラムもお楽しみに。 See you next time!

 

 

著者プロフィール:カヨコ・パーキンス Kayoko Perkins

ハワイ在住11年。英語とヨガに情熱を注ぐ小学校四年生の娘の母。ワイキキにある語学学校ハワイパームスイングリッシュスクールでスクール業務全般に携わる傍ら英語、ヨガウェルネスクラスも指導。ヨガインストラクターとして、ハワイでのホテル、イベント、ヒーリングヨガセッションなどで活躍する。また、ハワイの公立小学校でも、日本語、キッズヨガを教えている。

www.HealingYogaHawaii.com

www.HawaiiRyugaku.jp