ハワイの教育コラム|ハワイから心と心が通じる教育を発信する
Mindfulness in education
Vol.10 目標を持って、努力すれば夢は叶う
先日はヨガの大きなイベント、ヨガフェスタハワイについて書きましたが、今日は、娘のダンスの世界について書きたいと思います。私にとってのヨガは、娘にとってのダンス。娘は、スクールとダンスに通う日々を送っています。
数年ほど前に娘の同級生がアラモアナのステージでヒップホップを踊っている姿を見て、「ヒップホップクラスに行かせてほしい」と、強い眼差しで言われました。それからダンスを始め、スタジオのダンサーが「ジャンプ」という大会に出場しているのを見て、さらにインスパイアされた娘。「いつかジャンプに出たい」という目標を持ち、日々ダンスの練習に励んできました。
この大会は、全米26の都市と4つの国際都市を審査委員が順番にツアーしていく一番大きなダンスコンベンションです。週末にかけてダンス界の有名講師によるジャズ、バレエ、コンテンポラリー、ヒップホップ、ジャズファンク、などさまざまなスタイルのダンスをワークショップ形式で学べます。また平等に、楽しく、皆が快適にダンスを披露できる環境の中、出場チームの審査も行います。優秀ダンサーにはダンスの奨学金が出るなどたくさんの賞もあるドキドキワクワクするエキサイティングな大会です。年齢問わず全てのダンサーたちがこの大会をきっかけに、モチベーションを上げ、インスパイアされ、また練習に励むことが、ジャンプのミッションなのです。
このレベルまで踊れるようになるには、相当の努力とパッションが必要だろうと感心して見ていました。スクールでは、カテゴリーやダンサーのランキング分けされていて、習い事として通う・カンパニーメンバーになってステージで踊る・大会に出場するなど目的はそれぞれです。1年に一度、カンパニーメンバーになるオーディション、そしてダンサーとしてのステイタスを決めるオーディションがありますが、娘は、ほどなくしてオーディションに出てカンパニーメンバーになり、ステージで踊るようになりました。そして今年、ジャンプの出場チームに選ばれました。なんと娘のチームは、先月出場した大会でキッズ部門全てのダンスのカテゴリーの中で優勝。数々の賞を受賞しました。優勝チームには、ラスベガスの大きな大会に出る出場権をもらえます。そして今、そのラスベガスのダンス大会に向けて、目標新たにまた練習に励み始めました。
「夢、目標を持って努力したら夢は叶う」日々、ダンススタジオで練習に励む一生懸命なダンサーたち、そしてステージに立って輝いている、今この瞬間を精一杯生きていることを全身で表現する彼らを見て心を揺さぶられることがよくあります。みなさんは、今パッションを持っていることはありますか? 何をしている時が幸せで、今この瞬間を生きていると感じますか? 忙しい日々を送っていると淡々と過ぎていきますが、一度きりの人生。今を生きている瞬間、感動のある人生を送りたいですよね。心の声を聴く時間を持ちましょう。See you next time!
著者プロフィール:カヨコ・パーキンス Kayoko Perkinsハワイ在住11年。英語とヨガに情熱を注ぐ小学校四年生の娘の母。ワイキキにある語学学校ハワイパームスイングリッシュスクールでスクール業務全般に携わる傍ら英語、ヨガウェルネスクラスも指導。ヨガインストラクターとして、ハワイでのホテル、イベント、ヒーリングヨガセッションなどで活躍する。また、ハワイの公立小学校でも、日本語、キッズヨガを教えている。 |